さとうほなみ、今秋開幕の舞台に主演決定 「役者としてギリギリな精神状態に」

舞台『剥愛(仮)』ゲスの極み乙女のドラムスでほな・いこかとしても活動中の女優・さとうほなみのほか、瀬戸さおりら6名のキャストもそれぞれ解禁された。

■「出逢ってしまった」

主演を務めるさとうよりコメントが到着。

さとう:今作のプロットを読ませていただいたとき、これは自分がいま向き合うべき作品で「出逢ってしまった」と感じました。登場人物は皆、どこか全員加害者であり被害者でもある。黒いものを抱えていて、消化できずにいる、でもそれがこの作品での日常生活。


わたしは『タイトル、拒絶』がすごく好きで、お人柄も素敵な山田佳奈さんとご一緒できるのが心からうれしいです。


そして面白い役者さんが揃い踏みで、これはきっと役者としてギリギリな精神状態になるんだろうな(笑)そしてギリギリであればあるほど今作は映えるんだろうなーなどと思いつつ…。わたし自身すごく楽しみにしております。


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■「どのような化学反応が起きるのか」

脚本・演出の山田氏からもコメントが。

山田氏:劇団での新作公演として、何を上演すべきか。時代が新しく移り変わっていく中で、作家としての意識や生活の優先順位も変わりつつある現在、ずっとあたためていた題材である「剥製師」の物語を描こうと思いました。


生きていく上で何を指針としたら良いのだろうと、変化している部分と譲れないもの。それは死後の動物の皮を剝ぎ、生命を吹き込み直す職業が置かれている状況とも少なからず遠くない気がしていて、どういう手癖で物語に息を吹き込むか明確に定まってないところもありますが、わたしなりに考えて挑んでみたいと思います。


また、さとうほなみさんをはじめ、魅力的な俳優陣に集っていただくことができました。月並みな言葉になってしまいますが、どのような化学反応が起きるのか。楽しみでなりません。

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(文/Sirabee 編集部・ホンマみつる

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