ハンズ、「手のロゴ」が消えた…? 新デザインに込めた思いがエモすぎる

3月下旬、ハンズ渋谷店の看板が新しくなった。同店のシンボルである手のデザインには「変化」が…。

2023/04/06 04:15

ハンズ

昨年10月、東急ハンズが会社名を「ハンズ」に変更した。これにより、同店のシンボルである手のデザインも一新することに。

最近、「ハンズ渋谷店」の看板も生まれ変わったようで…。

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■東急ハンズ→ハンズに

東急ハンズは1976年設立。生活雑貨を主体とした豊富な品揃えで店舗を拡大してきた。

ハンズ看板

昨年3月末、ホームセンター大手カインズの子会社となり、東急不動産ホールディングスとの資本関係がなくなった。同年10月に屋号を「東急ハンズ」から「ハンズ」に変更し、創業以来お馴染みだった手のロゴも一新すると発表したのだ。

今年3月下旬、「ハンズ渋谷店」は新しいロゴの入った看板になった。他店の看板も順次掛け変わる。

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■ネットでは手のロゴを惜しむ声

ハンズ

慣れ親しんだ手のロゴが変更されるのを惜しむ人も多いようだ。ネット上では、「あの指じゃないと違和感ある」「新しいロゴ、きっとそのうち見慣れるんだろうけど… まだ慣れない」「今は何故か何かを失ったような気持ち」など、特徴的なデザインを懐かしむ声があがっている。

もちろん、「東急ハンズの新しいロゴ、私はとても好きだよ」「新しいロゴじわじわ好きになる」「シンプルで印象に残る」といった新デザインを評価する声も多い。

「ハンズ渋谷店」の看板は長年、渋谷センター街のシンボルだったが、どんなデザインになったのか。4月初旬、店舗に足を運んだ。


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■手のロゴは消えたように見えるが…

東急ハンズ

看板には「HANDS」と印字されているが、「東急ハンズ」時代から象徴的なグリーンのカラーはそのまま。手のマークは一見なくなったように見えるが…。

東急ハンズ

東急ハンズ

だが、よく見ると、こちらは漢字の「手」を崩したデザインになっているのだ。店舗の入口前には手のロゴに関する由来が綴られた看板が掲示されている。

それによると、「東急ハンズ」の名前には「大量生産・大量消費時代への警鐘として、生活者が自らの『手』でライフスタイルを創造する」という思いが込められているとのこと。

さらに、インターネット時代になったことに対して、「人々のアタマとココロは情報で満たされ、『手』はスマホを握るだけの役割になりつある」と警鐘しつつ、「だからハンズは『手』を再定義する」と綴られていた。手のロゴに込められたねらいを知り、胸が熱くなる…。


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■袋のデザインは変わった?

東急ハンズ

看板は新しいものになったが、袋のデザインはどうなったのだろうか。買い物して確認したところ、紙袋も看板と同じ漢字の「手」を崩したロゴになっていることが判明。

東急ハンズ

ただ、袋を購入する際、大きさを自分で選択できるのだが、大きいサイズの袋には旧ロゴが印字されていた。旧ロゴが入った袋は完全になくなったわけではないようだ。

新デザインになっても、「ハンズ」は我々の生活に寄り添い続けるに違いない。

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(取材・文/Sirabee 編集部・斎藤聡人

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