健康トレーナーの両親が生後1ヶ月の息子を餓死させ逮捕 食事は「太陽エネルギー」

太陽光をエネルギー源とする「プラーナ」を実践する両親。人々からは、「明らかな殺人だ」と非難の声が寄せられた。

2023/03/22 07:00

赤ちゃん・抱っこ

「ライフスタイルトレーナー」として知られ、健康的な食生活を実践する男が、生後1ヶ月になる息子を餓死させ逮捕された。男とそのパートナーは、生まれたての子供に極端な食生活を強いたとみられている。

『Mirror』や『Daily Mail Online』などの海外メディアが報じた。


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■ローフードの伝導者

ロシア・ソチ市で、マキシム・リューティとそのパートナーの女性が、我が子に対する過失致死罪で拘束された。

リューティは有名なトレーナーで、加熱処理がされていない生の野菜や果物を意味する「ローフード」を中心とした食生活を推進したり、自然との調和を積極的に人々に促すなどして知られていた。

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■太陽光が食事

『体を浄化する方法』という本の著者でもあるリューティとそのパートナーは、「ロシア人が健康を増進し、個々の問題を解決する」ことを目的とした「The Living Man」というクラブを設立していた。

また2人は、食べ物や水ではなく、「太陽光」から生命に必要なエネルギーを摂取する「プラーナ」という食生活の実践者でもあった。


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■食生活を子供に強いたか

死亡した生後1ヶ月の子供は、長期の飢餓状態で病院に運び込まれたという。警察による調査の結果、リューティとそのパートナーが、自身の子供に「プラーナ」を実践させようとしていたのではないかという疑いがかけられている。

現在、彼らのアパートが捜索されており、今後詳しい経緯が明らかになっていくとのことだ。


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■「子供が本当にかわいそう」の声

この報道を見た人々からは、「なんてつらい亡くなり方だろうか。子供が本当にかわいそう」「信じられない。これは完全な殺人だ」「彼らの子供のように、刑務所では2人に食事ではなく太陽光を与えるべきだ」などと、極端な食生活を小さな子供に強いた2人に痛烈な非難の声が寄せられた。

体に良いと思って実践したことが、裏目に出てしまうこともある。何事も、始める前に入念な調査が必要だろう。

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(文/Sirabee 編集部・広江おと

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