満員電車で勝手な主張する母親に怒りの声噴出 「息子に席を譲るべき」
我が子が誰より優先されるべき。そう考える親もいるようだ。
電車に乗ったものの空席がなく、通路にしゃがみ込んだ息子。「なのに誰も席を譲ってくれない」「ひどい」と腹を立てた女性と世間の反応について、『The Mirror』など海外メディアが伝えている。
■子連れで電車を利用した女性
イギリスで暮らす女性が、10歳前後とみられる息子を連れて外出。電車を利用したところ他の客たちの態度に納得できず、腹を立てた。
そこで女性は電車内の様子を撮影し、インターネットで公開。乗客たちについて「人としての良識がない」「まるで無頓着だ」などという説明を添えた。
■女性が怒った理由
女性が客たちの良識を疑った理由は、自分の子供が通路にしゃがみ込んでいるにもかかわらず「ここに座りなさい」と声をかけてくれる人がいなかったからだ。
なお女性がいたのは優先席のエリアで、すでに満席状態。それでも女性は乗客たちにいら立ち、「うちの子が通路に座っているというのに…」「見て見ぬふりをするなんてひどい」と考えたのだ。
■「ちょっと違う」という声が続々
この動画を多くの人が、女性の反応は「おかしい」「勝手すぎる」と判断したようだ。
「私は妊婦ですので、もし子供が床に座っていても（席は譲らず）見て見ぬふりをします」「うちでは子供に『お年寄りには席を譲りなさい』と教えています」「子供はどこだって大丈夫なのですから…」「大人こそ席に座るべきでしょう」といったコメントを書き込んでいる。
■鉄道会社の方針は…
この鉄道会社では、歩いたり立ったりするのが困難な乗客のために、優先座席エリアをもうけているとのこと。「困っている人に頼まれたら席を譲ってください」と呼びかけているが、10歳前後の元気な子供が“困っている人”に該当するとは考えにくい。
自分の子供を大事に思うばかりに、「優先してほしい」「誰かが席を譲るべき」と考えたこの女性。それが反発を招いたことに、すぐには気づけなかったようだ。
・合わせて読みたい→勇気を出して… 約8割がした経験のある「電車の座席」にまつわる親切な行動
（文／Sirabee 編集部・マローン 小原）
