認知症公表のブルース・ウィリス氏、引退から1年 最新の写真を家族が公開

ブルース・ウィリス氏の近況報告に、日本でも悲しみの声が上がっている。

エマ・ヘミングインスタ

昨年3月に俳優業を引退したブルース・ウィリス氏が前頭側頭型認知症と診断されたことを、モデルで女優の妻エマ・ヘミングがインスタグラムで伝えた。

【写真】ファン「Good luck! Bruce」


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■昨年3月に俳優業を引退

ウィリス氏はアメリカのアクションスターとして長く活躍。1988年に公開された映画『ダイ・ハード』で、テロリストに立ち向かう主役のジョン・マクレーン刑事を演じ、作品の大ヒットとともにウィリス氏は脚光を浴びることとなる。

2021年にもアクション映画『サバイバル・シティ』に出演していたが、翌2022年3月に失語症であることを家族が公表し、俳優業を引退した。

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■妻ヘミングが近況を報告

引退から約1年が経過しようとしていた、きのう16日(日本時間17日)に妻のヘミングがインスタグラムで近況を報告。

「ブルースの状態は進行し、現在では前頭側頭型認知症といったより具体的な診断を受けています」と、病名を公表。診断を受けて「これはつらいことですが、最終的に明確な診断が得られて安堵しています」との心境をつづっている。

投稿には1枚の写真が添えられ、半袖シャツにハーフパンツを着て浜辺に立つウィリス氏の姿を公開した。


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■「前頭側頭型認知症」

この病気は、「神経変性」による認知症の1つ。

人格・社会性・言語をつかさどる「前頭葉」や記憶・聴覚・言語をつかさどる「側頭葉前方」の委縮により、社会性の欠如や感情の鈍麻(どんま:にぶくなること)、自発的な言葉の低下などの症状が現れるという。

ウィリス氏は来月で68歳の誕生日を迎えるが、発症年齢が50~60代と比較的若く、特徴的で対応が難しい症状が多いことから、家族による介護の負担が大きいと言われている病気だ。


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■日本でも悲しむ声

ヘミングの投稿には、「Good luck! Bruce(頑張って! ブルース)」「Simply Sending Love to you all(ただみなさんに愛を送ります)」といった応援のコメントが殺到した。

日本では、「素敵な作品いっぱい作ってくれたのに寂しいな」「マジか…」「好きな俳優でもあったし、残念だなぁ…」など、悲しむ声がツイッター上で見られた。

診断された「前頭側頭型認知症」には有効な治療法が確立されておらず、「対応が難しい前頭側頭型かー。切ないわ」「こういうのも治る病気になってほしい」といった声も上がっている。

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■ウィリス氏家族に応援殺到