コロナ禍で検査遅れたシングルマザーが大腸がんに 余命3ヶ月で子供のため奮闘

子供を託す場所は決めたが、心配は尽きないようだ。

母親・娘・育児

末っ子はまだ7歳…。3人の子を残して死ぬという現実に向き合うひとりの母親について、『New York Post』など海外メディアが伝えている。


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■シングルマザーが重病に

イギリス・ブリストルで暮らすルイーズ・ヘイワードさん(48)は、女手一つで3人の子供(19、9、7)を育ててきたが、2020年に体調を崩すように。受診も考えたが、コロナ禍であることを理由に先延ばしにしていた。

そんなある日、ルイーズさんはトイレで下血。陣痛のようなひどい痛みとともに大出血したため病院に行ったところ、大腸がんを患っていることが明らかになった。

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■つらい治療に続く転移

ルイーズさんの腫瘍は7センチの大きさになっていたため、すぐに治療を開始。化学療法と放射線療法を受けたが良くならず、がんは肝臓、そして両方の肺に転移してしまった。

がん宣告から2年。状態悪化に続き、ルイーズさんは予想もしていなかったことを医師に聞かされることになった。


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■悲しすぎる現実

昨年11月のこと、医師は「これ以上治療しても意味はない」と宣告。余命が数ヶ月であると聞かされたルイーズさんはショックを受け、深い悲しみに暮れた。

子供たちには「ママはがんという病気を患っているの」と話したが、死が迫っていることは一番上の子供にしか伝えることができなかった。


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■子供の今後を心配する女性

「この現実を受け入れることは本当に難しいこと」と話すルイーズさんだが、子供たちのためにできることをするしかない。

亡くなった後については妹のレイチェルさん(47)に世話をするよう依頼し、今は残された時間を使って少しでも多くお金を残せるよう努力しているところだという。

コロナ禍で、日本においても「検査に行かなくなった」という人が増えたという。ただ病院は感染対策に努めているので、気になることがある人は早めに検査に行き、早期発見・治療をしたほうがいい。

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(文/Sirabee 編集部・マローン 小原

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