末期がん男性が治療やめ「生活の質を優先したい」 家族と思い出作りを開始

命が尽きる前に、アイスランドへ…。男性の夢は間もなく叶う。

家族・一家

つらい治療を受け続けてきた男性が、「もうやめよう」と決心。家族と思い出を作るために動き始めたことを、『The Sun』などイギリスのメディアが伝えている。


関連記事:食道がん闘病中の秋野暢子、抗がん剤治療終了を報告 「あ~終わった」

■がんを患った男性

イギリス・グラスゴーで暮らすダヴ・ホワイトさん(42)は、36歳のときに病院で検査を受け「がんです」と診断された。口の中や首にできるめずらしいタイプのものだと分かり、手術を受けたが再発。最初の診断から6年が経過する現在は、末期の状態だ。

そこでダヴさんは、がんの治験に参加することを決心。だが開始から10週が経過した頃に「副作用がきつい、もう無理だ」「心も体も限界だ」と感じるようになり、別の選択肢を真剣に検討するようになった。

関連記事:食道がん闘病中の秋野暢子、200件超えるコメント届き感謝 「感動して…」

■残された時間をどう生きるか…

副作用があまりにもひどく、生活の質が著しく損なわれるのを実感し、苦しんだダヴさん。治療をやめれば命は短くなるのだろうが、副作用から開放され、短くも充実した時間を過ごす選択肢も悪くはないと思うようになった。

そこで、何を優先してどう生きていくべきかについて、ダヴさんは真剣に考えた。


関連記事:中川翔子、水木一郎さんへの思いを募らせ… 「会いたい」「連れて行かないで」

■「きっと後悔する」という思いも

ダヴさんは、治療を続けても結局は後悔し、やめたとしてもおそらくは後悔することになるのだろうと悩んだ。しかし生活の質を優先するために、治療をやめることにした。

妻のサラさん(40)、そして子供2人(17、16)と一緒に豊かな時間を過ごしたい。思い出をたくさん作り、死ぬ前にやっておきたいことを達成したい。そう考えるようになったからだ。


関連記事:同棲して間もなく彼女が子宮頸がんに… 闘病生活を支えた彼氏の愛と勇気

■寄付金で妻と海外へ

がん宣告を受けてからというもの、がん関係のチャリティに協力し、資金集めにも貢献してきたダヴさん。しかし「今度ばかりは僕と家族の思い出作りのために…」と考え、ネットで寄付を募るようになった。

すると世界中から善意の寄付が寄せられたため、ダヴさんはそのお金で、サラさんとアイスランドのブルーラグーンに行こうと考えている。

「『人生は短い』。そう気づいてからでは遅すぎます」「時間はとても貴重なのだから、すべきことを後回しにしないこと」と語るダヴさんの人生訓に、多くの人が大事なことを学んだようだ。

・合わせて読みたい→食道がん闘病中の秋野暢子、抗がん剤治療終了を報告 「あ~終わった」

(文/Sirabee 編集部・マローン 小原

【Amazonセール情報】ココからチェック!