ネットで騙され猥褻画像を送った少年が自殺 金を無心され18歳の誕生日を目前に…
人を信じたばかりに、悲しすぎる結果に…。
間もなく18歳。人生これからという時に、悪い大人に騙された少年が自殺してしまった。悲しすぎる事件の概要、また容疑者の逮捕について、『New York Post』などアメリカのメディアが伝えている。
■騙された10代少年
アメリカ・カリフォルニア州で暮らしていたライアン・ラストくん（17）が、インターネットで「エミリー・スミス」と名乗る10代の女の子と知り合った。
しかしエミリーの正体は、同世代の少女ではなく25歳の男。男の目的はネットで少年たちを騙して猥褻画像・動画を送らせ、「ばらまくぞ」「嫌なら金を出せ」とゆすることだった。男はこの手口で複数の未成年から金を奪い、コートジボワール在住の共謀者に送金していたのだ。
■耐えきれず自殺
まんまと騙され写真を送ったライアンくんは、「5,000ドルを支払え」「要求に応じなければ写真をお前の家族と友達に送りつける」と脅迫されて震え上がった。
困ったライアンくんは必死にお金をかき集め、男に送金。しかし「これでは不十分だ」「もっと出せ」と執拗に要求された結果、将来を悲観してついには自ら命を絶ってしまった。
数日後には、18歳の誕生日を迎えるはずだったライアンくん。また数週後には高校の卒業式もひかえていたが、その日を祝うことはできなかった。
■逮捕された男
捜査を開始した現地警察は、男がライアンくんと連絡を取り合っていたことなどを確認。画像を騙し取って金を払わせたのは間違いないと判断し、このほど男の逮捕に踏み切った。
男の共謀者に関する情報、ライアンくん以外の被害者総数など、詳しい情報は現在は明かされていない。
■10歳で被害を受けるケースも
悪い大人に騙され猥褻画像などを送るケースは珍しくはなく、アメリカでは14～17歳の未成年がターゲットになった事例が多く確認されている。10歳の子供が狙われたという情報も、当局に伝わっているそうだ。
冬休みになると子供たちがインターネットを利用する時間も長くなるため、家庭でも子供としっかり話し合って注意しておく必要がある。
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（文／Sirabee 編集部・マローン 小原）
