M−1審査員の点数は真っ当? お笑い記者たちの反応と比較して「わかったこと」

「M-1」が開催されたスタジオ脇で待機していた記者陣。彼らはどの瞬間最も笑っていたか、審査員評価との比較をしてみた。

ウエストランド

ウエストランドが「M-1グランプリ2022」王者に輝いた18日。ネットでは同コンビを称賛する声のほか、例年通り「別のコンビが一番だった」と審査を疑問視する声も一部で散見され、おおいに盛り上がりを見せている。今回の結果、お笑いに鋭い敏腕芸能記者たちはどのコンビを最も評価していたのだろうか。

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■スタジオ横のプレスルームでは…

プレスルーム

史上最多7,261組がエントリーした今大会。栄冠はウエストランドに輝き、無事今年のM-1は終幕した。

M-1には、優勝決定直後、各社の記者たちが待つプレスルームに優勝者が来て質問に応じるという定番の優勝者取材会がある。その取材会を待つため、記者陣はテレビ朝日内のプレスルームで決勝1stステージから戦いの様子をモニター越しに見守っているのだが、ここでは結構な笑い声が室内に上がる。記者陣みなお笑いに詳しく、そしてファン同様M-1を愛しているのだ。

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■笑いには男女差がある

プレスルーム

若手からベテラン、さらには女性も多かった記者陣たちの笑い声と審査員の評価は果たして比例しているのか、sirabee記者は調べてみた。

まずネタが終了した時点で「記者たちの反応」を100点満点の数字にした。小笑い程度のものは50点、中笑いのものは70点、プレスルーム全体に笑い声が響く大笑いの場合は90点とし、それぞれ声量の強弱で点数に変化を付ける。

ヨネダ2000は女性記者にめちゃくちゃウケており、ウエストランドは男性記者に終始大ウケ、さや香は後半に大きな笑いが起きており、一方の男性ブランコは男性ウケは良かったが女性記者には不人気の様子。キュウは小笑いが連続、ダイヤモンドは一部のおじさん記者だけが笑っている状況だった。

その結果、1stステージではカベポスター「50点」、真空ジェシカ「70点」、オズワルド「65点」、ロングコートダディ「80点」、さや香「85点」、男性ブランコ「70点」、ダイヤモンド「35点」、ヨネダ2000「70点」、キュウ「55点」、ウエストランド「85点」といった結果となった。


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■ウエストランドが生む大笑い

会場で記者陣の反応を逐次チェックしていたsirabee記者が公平に算出した点数だが、驚くことにこの数字は、松本人志ら審査員がつけた点数・順位とまさにドンピシャで一致した。

1stステージを勝ち上がり最終決戦に進んだのはウエストランド、ロングコートダディ、さや香の3組で、その結果と記者陣の反応は一切乖離がなく、お笑いに詳しい記者たちの評価は審査員の評価とイコールだったのだ。…本当にヤラセなくこの反応でした。

続いて最終決戦。ここでも記者陣のウケ具合をチェックしたが、ウエストランド「90点」、ロングコートダディ「70点」、さや香「60点」。この評価をメモしながら最終結果を待ったものの、この推測どおりウエストランド圧勝で幕となった。


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■一番笑いをとったのは意外にも…

この記事を書く時「M-1審査員は世間の目と乖離している」という内容になるだろうと考えていたが、今回の結果を見るとそんな邪推は違っていたと認識せざる得なかった。

ちなみにこの日最もプレスルームから笑いが上がったのは、優勝者結果発表前のCM『どん兵衛』。高須クリニックCMをパロディ化した内容で空気階段・もぐらの好演が光っており、記者陣にバカウケだった。

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(取材・文/Sirabee 編集部・キモカメコ 佐藤

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