自宅侵入者を車で追跡し22ヶ月の実刑判決に 悲劇の男性が再起を目指し奮闘中

悪い奴らを追ったせいで、人生が激変してしまった。

車・暴走

ガレージに押し入った男たちを追いかけた結果、思いもよらない展開に…。男性に下されたまさかの判決、妻のつらすぎる決断、また男性の今の思いについて、『The Sun』など海外メディアが伝えている。


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■事件発生に衝撃

2019年のこと、イギリス・ベッドフォードシャーで妻子と暮らす男性(34)がバイクの売却を決心。インターネットに「売ります」と情報をアップしたところ、20代の男2人組が購入希望者を装い接触を図った。

その後、2人組は男性宅に出没。無断でガレージに侵入してバイクを盗み逃走したが、様子を見ていた男性も慌てて車に飛び乗り追跡を開始した。

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■衝突事故で苦しい立場に

必死に逃げる2人組を追った結果、男性の車はバイクに衝突。2人組は骨折し脳から出血するなど、重傷を負った。男性は警察に事故発生までの経緯を説明したが許されず、裁判で懲役22ヶ月の実刑判決を言い渡された。

怪我を負った2人組はいくつも前科がある札付きの悪だったが、重傷を負っていたため裁判所は「刑務所生活は困難」と判断。執行猶予判決を言い渡し、計200時間の社会奉仕活動を命じた。


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■つらい経験をした家族

事故を起こした男性は、裁判費用を捻出するため貯金を使い果たし借金までするはめに。また妻は当時妊娠していたが、「ひとりで赤ちゃんを育てるのは無理」と判断し、泣く泣く中絶した。

それでも家族の絆は強く、収監後は刑務所で再会。このとき男性は思わず涙をこぼし、子供たちも感極まって声を上げて泣いたという。男性は9月にようやく釈放されたが、今も午後7時から午前7時までは外出不可。仕事を失った上、2025年までは車の運転再開は認められない。


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■「以前のような暮らしを…」と切望

悲しい思いをした男性とその妻に多くの人が同情し、インターネットを介してお金を寄付したとのこと。男性はそのお金を「僕たちと同じ経験をした人たちのために使いたい」と考えており、子供を亡くした親などを支援する慈善団体への寄付を検討中だ。

今の目標は、懸命に働いて事件前のような幸せな生活を手に入れること。それには時間がかかるだろうが、多くの人が男性に同情し再出発を支えている。

すぐに通報し警察にすべてを任せて待機しなかったことを、男性は大変後悔しているそうだ。反撃されて命を落とす事態にならなかったのは、不幸中の幸いだった。

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(文/Sirabee 編集部・マローン 小原

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