新婚旅行で妻が猛毒魚に刺される惨事 足は2倍に腫れ治療費30万超えに

日本でも小笠原諸島や奄美大島以南に生息するというから、注意が必要だ。

シュノーケリング・海・カップル・夫婦・恋人

珊瑚礁と色とりどりの魚が美しい南国の海に潜ってみたい…と夢見る人は多いだろう。ところが、このほど新婚旅行でそんな南国の海に潜ったイギリスのカップルが、とんでもない惨事に見舞われた。『Metro』『Mirror』などが報じている。


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■新婚旅行で南国の海に

恐ろしい話題を提供したのは、ハンプシャー州ライミントン在住のエイミー・トムソンさん(27)とカラム・トムソンさん(37)。今年9月に結婚し、インド洋の東部に位置するモーリシャス島に2週間の新婚旅行に出かけた。

そこでスピードボートやシュノーケリングを楽しんだなか、エイミーさんがオニダルマオコゼ(英語圏ではストーンフィッシュとも)に刺されてしまったという。

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■みるみる2倍に腫れた足

エイミーさんはメディアの取材に、「足に鋭い痛みを感じ、サンゴに刺してしまったのかと思いました」「ところが足全体が腫れてきて2倍の大きさになり、皮膚の色も青や白っぽくなって、病院に急ぎました」と話す。

抗毒素やモルヒネなど、さまざまな薬剤の投与を受けながら病院で一晩を過ごすことになり、日本円にして30万円ほどの医療費を請求されてしまったそうだ。


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■新婚旅行は台無しに

「私がマリンシューズを履こうとしたとき、そのツアーのインストラクターが『大丈夫。ここでその必要はありません』と言ったんです。それを鵜呑みにして海に泳ぎに入りました」と、エイミーさんは後悔をにじませる。

足に包帯をぐるぐると巻いた姿では何もできず、モーリシャス島滞在の残りの日々はプールサイドでくつろぐしかなかったが、気圧の低い飛行機も怪我をした体には負担となった。帰りの便で再び足が膨らみ、その後も痛みがあるため治療はいまだに続いているそうだ。


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■日本にも生息

インド洋に生息するオニダルマオコゼはカサゴ目フサカサゴ科に属し、カモフラージュが見事な魚の1つ。サイズは最大40センチほどで、目にも止まらぬスピードで小魚などを捕食する。

そして一番の特徴は、13本ほどの棘から猛毒が放たれること。人が刺された場合、人生でおよそ経験したことのない激痛に見舞われるという。日本でも小笠原諸島や奄美大島以南に生息するというから、注意が必要だ。

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(文/Sirabee 編集部・浅野 ナオミ

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