両親の破局後7年も家に閉じ込められていた少女 8歳で保護され外の世界に驚く

発見・保護された女の子。体力はないが話はできる状態だった。

虐待

長く狭い部屋に閉じ込められ、外に出る機会さえなかった女の子。ようやく発見され救われていたことを、『People』など海外メディアが伝えている。


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■両親の破局

ドイツで暮らすマリアちゃん(8)は、2013年12月に誕生。当時は両親も揃っていたが、父親がよその女性と恋仲になったために運命が変わった。

マリアちゃんをひとりで育てることにした母親は、父親に「イタリアに行くわ」「あっちで親族と一緒に暮らすつもり」と伝え、まだ1歳だったマリアちゃんを連れて姿を消した。

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■捜査に踏みきった当局

父親はマリアちゃんと音信不通にならないことを願い、何度も連絡を試みたが、イタリアにいるはずのマリアちゃんたちからは一切連絡がない。

そこで別の身内がはるばるイタリアに行き、母子が暮らしているはずの家を訪問。2人との再会を望んだが、「2人がこの家で暮らした事実はない」と聞かされて衝撃を受けた。

この件で通報を受けた警察が捜査を開始し、ようやく母子を発見した。だがそこはイタリアではなく、ドイツのアッテンドルンにあるマリアちゃんの祖父母の家。マリアちゃんは、7年もその家に閉じ込められていたのだ。


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■保護された女の子の状態は…

マリアちゃんの状態を十分に確認した当局は、「話をすることはできる」と発表。しかし体はずいぶん弱く、階段をのぼること、またデコボコの地面を歩くことは難しい状態だと明かした。

ただ栄養失調には陥っておらず、身体的な虐待を受けていた形跡はなかった。だが小さい部屋で長いあいだ過ごしていたとみられ、ようやく家の外に出たときには「ずいぶん驚いた様子だった」と伝えられた。

母親と祖父母が今後どのようにマリアちゃんを育てるつもりだったのかなど、詳しいことは分かっていない。


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■気になる今後の生活

保護されたマリアちゃんは児童養護施設に移り、医療と精神的なケアを受けながら過ごしているという。実父は親権を得ることに前向きで、マリアちゃんを自分で育てたいという希望を明かしているそうだ。

なお当局は現在、マリアちゃんの母親と祖父母に事情を聞いているとのこと。母親については「有罪判決を受けた場合、最長10年の実刑判決が下される可能性がある」と報じられている。

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(文/Sirabee 編集部・マローン 小原

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