『ねほぱほ』元刑務官、頭を悩まされた受刑者 「いつもニコニコしていた」

元刑務官いわく、その受刑者は「インテリヤクザみたいな男」でほかの受刑者を配下に置くことも。

2022/11/12 12:45

ねほりんぱほりん

11日放送の『ねほりんぱほりん』(NHK)には元刑務官が登場。勤務していた当時、出所するまで頭を悩まされたという受刑者の存在を明かした。


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■「処遇困難者」の担当に

今回番組に登場したのは、1,000人以上の受刑者がいる刑務所でおよそ15年勤務したショウゴさんと、複数の刑務所や拘置所で10年以上勤務したセイタさんの2人。

そのうちのショウゴさんに対して、南海キャンディーズ・山里亮太が「危険な目に遭ったこととかあります?」と尋ねると、ショウゴさんは勤務して4年目に、刑務官の指示に従わず乱暴や自傷行為などを繰り返し、一般の受刑者との共同生活が困難な受刑者のことを指す「処遇困難者」の担当になったと明かした。

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■「特に危なかったのが…」

なお、この処遇困難者は単独室で生活しており、中には暴力団幹部やマフィアのボス、重度の薬物依存症の受刑者などがいたそう。

そのことを説明した上で、ショウゴさんは「特に危なかったのが、威力業務妨害で服役してた○○(暴力団)のヤクザの幹部だったんですけど…」と思い返す。


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■危ない目に遭った職員も

ショウゴさんいわく、その受刑者は「インテリヤクザみたいな男」で、「いつもニコニコしていた」とのこと。当時、ショウゴさんはそんな受刑者を「気味が悪い」と思っていたそうだ。

なお、この受刑者は工場で刑務作業をしていたそうだが、他の受刑者を配下に置いて集団でグループを組もうとしていたとのこと。そのため懲罰に上げられたが、この受刑者はそれが気に入らず、工場の担当職員は「非常に危ない目」に遭ったという。


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■精神的に参ってしまい…

ショウゴさんによると、その担当職員には娘がいたが、あるとき暴力団幹部の手下から自宅に「おまえの娘をさらうぞ!」という脅しの電話がかかってきたことがあったそうだ。

その後、処遇困難者としてその受刑者を担当することとなったショウゴさん。そんな人物であるため「いつ牙を向いてくるか分からない」と気が抜けず、精神的にかなり参ってしまったとのこと…。

さらに、プレッシャーからか眠れず食事もできない状態が続き、当時は病院で処方してもらった睡眠薬を飲んでやっと寝付くという生活を、その受刑者が出所するまで続けていたそうだ。

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(文/Sirabee 編集部・綿 つゆ子

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