数千匹の魚が砂浜に「身投げ」する異様な光景　凶暴な魚に追われ恐慌状態に

カモメにとってはごちそうの山？　砂浜いっぱいに打ち上げられた魚の姿に「クレイジー」の声。

2022/10/21 05:15

ブルーフィッシュ・オキスズキ

捕食者から逃れようとしてパニック状態になった魚の群れが、次々に砂浜に打ち上げられていく様子を、ビーチを訪れた多くの観光客のカメラが捉えた。『The News Observer』『Richmond times』などの海外メディアが報じている。

14日、アメリカ・ノースカロライナ州オクラコーク島のビーチで、「ブルーフィッシュブリッツ」と呼ばれる大規模な魚たちの行動が目撃された。

居合わせた観光客の撮影したビデオには、浅瀬を覆い尽くすほどの魚の群れが映っている。沖から来る獰猛な捕食者から逃げるために恐慌状態になった魚たちが、まるで陸に身投げをするように次々と砂浜に打ち上げられたのだ。

「ブルーフィッシュ」とはオキスズキの英名で、非常に獰猛な生態を持ち、時には若魚を共食いすることもある。また、スピードの速さを活かして小魚の群れに突っ込むスタイルの「狩り」をすることで知られている。

そんなオキスズキの群れが餌を追って波打ち際に突入した結果、しばしば今回のような「ブルーフィッシュブリッツ」が起こるのだという。

この奇妙な大自然のイベントを撮影した一人であるマリベス・ドルーズビックさんは、「これは私がビーチで見たもののなかで最も奇妙な出来事の一つです！」とコメントを残している。

また、SNSでは「見渡す限りの空にカモメが飛んでいます！」「釣り針は要りません、ただ手で拾うだけでOK」「これはクレイジーです！」と、興奮した様子のコメントが寄せられている。

（文／Sirabee 編集部・びやじま）