カンニング疑われた女子高校生が焼身自殺 教師に「制服を脱げ」と命じられ…

娘は学校での出来事を両親に何ら話すことなく、引火性の液体を体にかぶると…。

2022/10/19 18:25

制服

インドのある高校で、試験中にカンニングを疑われた生徒が、帰宅後の自宅で焼身自殺を図った。教師の驚きの命令により、大変な屈辱を味わっていたことを『ETV Bharat』『Times Now News』などが報じている。


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■被害者は高校1年生の女子生徒

事件の舞台となったのは、ジャールカンド州ジャムシェドプル市のブイヤディ・チュハヤ・ナガール地区にあるシャルダ・マニ・ハイスクールだ。

被害者はここの9年生である女子生徒だが、プライバシーを重んじるとして氏名などは明らかにされていない。なお、インドは小学校が5年間、中学校が3年間で、9年生は日本の高校1年生となる。

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■帰宅後に焼身自殺を図る

14日、教室で試験が行われていたなか、その女子生徒は教師から「カンニングをしただろう」と詰め寄られた。否定すると、隣の空き教室に移動させられたという。

そこで2人だけになると「服を脱いで潔白を証明しろ」と命じられ、女子生徒はひどい屈辱感とともに帰宅。制服のまま引火性の液体を全身にかぶると、自らの体に火を放った。

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■両親は何も聞いておらず…

女子生徒は全身の80%にやけどを負っており、最初に救急搬送された病院では手に負えず、タタ・メイン病院へと転院。すでにショック状態だったといい、現在も意識不明の重体だ。

両親は娘から学校での出来事を何ら聞いておらず、なぜ自殺を図ったのか、警察にどう問いかけられてもその理由を探すことができなかった。


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■他の保護者も抗議

そんな両親に事実を知らせたのは、級友たちだった。娘が試験中にカンニングを疑われ、別の教室で制服を脱がされていたとわかり、両親は大変なショックを受けた。

現在、両親を含む大勢の保護者が、教師や学校に対し猛烈な抗議を行っている。しかし地元の警察署にも通報が相次ぎ、警察も刑事告訴を視野に入れ捜査を始めているという。

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(文/Sirabee 編集部・浅野 ナオミ

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