『天気の子』、”聖地”取り壊しから3年 「跡地にできたもの」のスケールに愕然…

『天気の子』聖地の一つ、代々木会館。取り壊し工事をされた跡地に行ってみると…。

天気の子

「扉の向こうには、すべての時間があった」──。11月11日、新海誠監督の映画『すずめの戸締まり』が公開される。

最新作への期待が高まる裏で、かつての新海作品『天気の子』聖地では「変化」が起きていて…。

【写真】代々木会館の「跡地」に行くと…


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■東京の様々な場所が登場

天気の子

『天気の子』は2019年7月に公開。離島から東京に家出してきた少年と「祈るだけで晴れにできる」力を持つ少女が出会い、運命に翻弄されながらそれぞれの生き方を選択していく物語だ。

作中では、渋谷スクランブル交差点や東京都庁、新宿大ガード西など、東京都心の様々な場所が映し出されており、ファンの間で「聖地」として親しまれているスポットも多い。

その一つ、「代々木会館」は物語の重要シーンの舞台とあって特に人気が高かった。

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■1964年にできた歴史ある建物

天気の子

代々木会館は1964年の竣工。中国書の専門書店やパチンコ店、ビリヤード店などが入っていた。ちなみにファンならご存知かと思うが、作中ではこの屋上に神社があることになっているが、舞台となった神社は別の場所にある。

2019年6月にテナントは全て退去し解体することになっていたが、『天気の子』が公開されたことで聖地として改めて注目。同年8月に取り壊し工事が行われると、ニュースでも取り上げられた。

あれから3年、記者は知人から件の「聖地」に新しい建物ができたという話を聞いた。旧代々木会館を訪れると、「驚きの光景」を目の当たりにしたのだ。

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■スタイリッシュな外観

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9月下旬、代々木駅から徒歩1分の「跡地」に行くと、白と黒を基調としたスタイリッシュなビルが建っていた。ビル名は「プレンジ代々木」となっている。

天気の子

9階建てで奥行きがあり、まさに「そびえ立つ」という表現がふさわしい。代々木会館が古めかしく「味のある」雑居ビルだったのとは対照的な外観だ。

ネット上で不動産会社の募集ページを見ると、賃貸オフィスとして貸し出す予定のようで、現在入居者を募集中。入口には「募集中」の張り紙もあった。


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■今年春に完成か

天気の子

近隣住民によると、このビルができたのは半年ほど前だという。

「19年8月から20年初めくらいまで解体工事をやっていました。その時は写真を撮る人がたくさん来ていましたね。そこからまた工事が始まって今年4月くらいに完成しました。代々木会館がいつ崩れてもおかしくないくらいボロボロだったのに、すごく立派なビルになったので驚きましたよ」(近隣住民)。

生まれ変わった”天気の子ビル”に入居したら、晴れの日が増えるかもしれない。

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(取材・文/Sirabee 編集部・斎藤聡人

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