子供が「うんち」と叫ぶたびに儲かるミュージシャン コロナ下で収益倍増

コロナ下で子供たちが家にこもりアレクサで遊んだ結果…? 「うんち」を含む楽曲の再生が急上昇中。

2022/09/12 06:30

家族・親子・リビング・ソファ

子供たちがアレクサに向かって「うんち」と叫ぶ度に自身の楽曲が再生されるアーティストが、コロナ下で収入が大きく増えたことに驚きの声を上げている。『Buzzfeed』『Futurism』などの海外メディアが報じた。


関連記事:娘に「アレクサ」と命名したばかりに… 将来を心配した母親が改名検討

■「アレクサ、『うんち』をかけて」

小さな子供たちにとって「うんち」という言葉は鉄板の爆笑ワードであり、それは大人になっても変わらないという人もいるだろう。

そのような子供たちがアレクサなどの音声認識サービスに対しても、特定の楽曲の代わりに「アレクサ、『うんち』をかけて」などと声をかける。そうしてスマートスピーカーから流れてきた楽曲に、家で仕事をしていた親が驚かされるといった「事件」がしばしば発生しているという。

関連記事:川﨑麻世、87歳母親が救急搬送も無事を報告 “ある道具”で異変を察知し…

■子供と制作したおしりの歌

アーティストのジョーイ・ヘルピッシュさんは、彼のヒット曲『Poopy Stupid Butt(うんちのついたばかげたおしり)』の主な再生元が、アレクサを使用している子供たちだと認識している。

彼は奥さんと一緒に自閉症の子供たちを専門に扱う音楽学校を運営しており、ある時、作詞作曲を通じて3人の子供とセッションを行っていた。そこで4歳の少女が真剣に語った「うんちのついたばかげたおしり」についてのすべてを曲に書きとめ、Amazon Musicに追加したという。

関連記事:「君がやったんだろ」 山寺宏一、“誤解”と弁解する相手を問い質す動画が話題に

■再生数が急増

しばらくの間、夫婦はこの曲で月に約100ドル(約1万4,000円)の収益を上げていたが、その後に新型コロナウイルスが世界中で流行すると状況は一変。世の子供たちはやることがなくなり家に閉じこもるようになり、疲れ果てた親は子供たちを電子機器で遊ばせるようになった。

結果として同曲へのアクセスは急増し、Amazon Musicで1,000万回以上再生され、曲の収入は1万ドル(約140万円)にもなったという。


関連記事:新作のハーモニカ、TikTokで話題のバズり曲が配信決定 「鼓膜に染み込ませて」

■英語圏以外でも…

同様の出来事は世界のさまざまな地域で発生しており、フランスでうんちを意味する「caca」という言葉が入った楽曲『La chanson du caca』は100万回以上再生されている。

なおAmazonは、子供たちがアレクサに対してどれくらいの頻度で「うんち」と言っているかという質問に対して、現在のところ回答していない。

・合わせて読みたい→娘に「アレクサ」と命名したばかりに… 将来を心配した母親が改名検討

(文/Sirabee 編集部・びやじま

【Amazonセール情報】ココからチェック!