前田敦子、AKB卒業から10年のいま 業界内で評価される「ビジネススタンス」

ドラマ、映画、舞台と仕事が途切れない前田敦子。女優業が好調な理由とは…。

2022/09/01 17:15

前田敦子

10月14日に公開される映画『もっと超越した所へ。』で前田敦子が主演を務める。前田は2012年にAKB48を卒業。

アイドル卒業から10年経った今、ドラマ・映画・舞台に多数出演するなど、女優業が波に乗っている。女優業が好調なのには、「ある理由」が…。


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■仕事が途切れない

前田はAKB48に入った2005年以降、グループの中心メンバーとして活躍。12年に卒業するまでほぼすべての楽曲でセンターを務めたことから「不動のセンター」と称された。

卒業後は女優業に重点を置いている。20年末には事務所を独立し、21年には勝地涼と離婚するなどここ数年は人生において大きな「転機」も経験しているが、その後も前田の仕事は順調だ。

あるテレビ局関係者が語る。「昨年は『劇場版 奥様は、取り扱い注意』や『バイプレイヤーズ~もしも100人の名脇役が映画を作ったら~』など4本の映画に出演し、舞台『フェイクスピア』に出ました。今年は連続ドラマ『逃亡医F』(日本テレビ系)やHuluの配信ドラマ『あなたに聴かせたい歌があるんだ』などに出演し、9月13日から上演されるミュージカル『夜の女たち』への出演も決まっています」(テレビ局関係者)。10月には主演映画もあり、仕事が途切れない。

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■「主演にこだわらない」

前出のテレビ局関係者は前田の仕事に対する姿勢をこう評する。「主演やヒロインにこだわっていないことも大きいのでしょう。小さな劇場で公開される映画や単発ドラマのオファーであっても、きちんと話を聞いて仕事を受けている印象です。一時期、彼女の演技力を批判する声もありましたが、経験を積み重ねたことでここ数年は業界内での見方も変わってきています。主役でなくても、ちょっとした表情や細かい所作で評価されている作品も多いんですよ」(前出・テレビ局関係者)。

「センター」でなくても女優として高く評価されていることだ。

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■AKB時代からの「変化」

ある制作会社関係者は、前田自身の「変化」も大きいのではないかと推察する。「AKB時代は『自分はこうしたい』というこだわりが強く、ときどき周りの意見が耳に入らなくなることもあったそうです。また、人見知りで他の出演者やスタッフとの間に壁を作ってしまい、人によってはそれが『わがまま』『無愛想』に見えてしまうなど、悪気はないのに誤解されてしまうことがありました。でも、今は現場でのコミュニケーションもきちんとしていますし、ドラマの宣伝も兼ねたバラエティ番組にも積極的に出て現場を盛り上げてくれますよ」(制作会社関係者)。


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■環境の変化も関係か

事務所を独立し、フリーで活動するようになったこともそうした成長につながったのかもしれない。前出の制作会社関係者が続ける。

「AKBや事務所に所属していた時はマネージャーやスタッフがやっていたことも、フリーになったら全て自分でやらなければなりません。一つ一つの仕事を今まで以上に大切にしようという責任感が強くなったのではないでしょうか。そうした前田さんの姿勢は多くの人に伝わっているはずです。AKBという看板がなくなっても、彼女を評価する人は多いですよ」(前出・制作会社関係者)。

ドラマ、映画、舞台…次々と仕事を”フライングゲット”する前田の勢いは止まらない!

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(取材・文/Sirabee 編集部・斎藤聡人

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