「あのモード」を選択することで… 夜、快適に眠れる”エアコン活用術”

寝苦しい夜が続いている。熱帯夜を乗り切るにはエアコンを使う際の「ひと工夫」が重要で…。

2022/08/16 04:15

エアコン

連日、全国各地で35℃を超える猛暑日を記録している。家の中でエアコンを付けないと耐えられないほど暑いが、最近は夜も冷房なしだと厳しい日が多い。

就寝時のエアコンは喉が痛くなったり、身体が怠くなるなどマイナスなイメージが強いが、夜、快適に過ごす秘訣があって…。


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■熱帯夜になる地域も

14日、徳島県美馬市で37.6℃、大分県豊後大野市の犬飼で36.8℃、宮崎空港では36.6℃を記録。東京都心でも33℃で湿度60%前後と不快な暑さに見舞われた。

日中だけでなく、同日夜の広島市は29℃と夜でも30℃近くになる地域もある。熱中症対策のため夜のエアコン使用が呼びかけられているが、就寝時に冷房を付けるのに抵抗がある人も多いのではないか。

記者も大の暑がりで寝る時もエアコンを付けているが、朝起きると喉が痛かったり、身体が怠くなったり、お腹が痛くなるなど体調が悪くなりがちだ。

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■「部屋の温度が28℃になるように」

寝苦しい夜、快適にエアコンを使うにはどうすればいいのだろうか。エアコンでおなじみのダイキン工業株式会社に話を聞いた。

エアコンの温度は28℃を推奨されることが多いが、実際に使いながら変えることも大切だという。「設定温度を28℃にするのではなく、部屋の温度が28℃になることを意識してください。エアコンは28℃にするとその温度になるよう運転しますが、間取りによっては部屋全体を冷やすことができないこともあります。使ってみて暑いと感じたら、27℃にするなどして調整しましょう」 (ダイキン工業 担当者)。

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■「あのモード」を活用する

自分が寝る部屋に合った温度にしたら、エアコンの「あるモード」を選択するといいようで…。「除湿運転にして湿度を下げることで、体感温度を下げてもいいと思います。エアコンを使われる方の中には、『部屋の温度を下げたくない』という方もいます。除湿運転であれば温度は下げずに湿度だけ下げることができます。湿度は50~60%くらいが適切です」(前出・ダイキン工業 担当者)。

エアコンの機種によって違いはあるかもしれないが、湿度を下げるだけでも熱帯夜には効果があるのだ。たしかに、この時期寝苦しいと感じるのは温度よりはジメジメした湿度の問題が大きいと思う。


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■さらなるひと工夫で…

前出のダイキン工業 担当者によると、体調が悪くなるのを防ぐためにこんなひと工夫も大切だという。「付けっぱなしにするのが嫌な方は、『切るタイマー』を3時間に入れていただくことで快適に使えると思います。風向きは就寝時に限らず、水平方向で一番上に設定していただくことを推奨します。温かい空気は上にいき、冷たい空気は下に溜まるという性質があるので、風向きを一番上にすることで部屋全体を均一な温度にすることができます」(前出・ダイキン工業 担当者)。

まだまだ寝苦しい夜が続くが、快適なエアコンの使い方で乗り切ってほしい。

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(取材・文/Sirabee 編集部・斎藤聡人

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