歴史ある博物館が来館客に異例の声明 「施設内で性行為をしないで」

厳かな博物館がカップルたちのホットなデートスポットに? 施設側が監視カメラシステムを新調するも、堂々と…。

2022/08/06 18:05

美術館・博物館・展覧会・デート・恋人・カップル

ポーランドのバルト海沿岸にある歴史的な博物館は、カップルたちの誤った人気スポットになってしまっていることに頭を悩ませている。『Notes from Poland』『New York Post』などの海外メディアが報じた。


関連記事:監視カメラに映るパジャマ女性の正体は… 調査で判明し衝撃事実とは

■監視カメラの前で相次ぐ「事件」

ポーランド北西部、ドイツとの国境に近いシフィノウイシチェ要塞の一部は博物館になっており、19世紀プロイセンの貴重な資料が多数展示されている。

しかし、最近になって改修したばかりの高品質な監視カメラシステムが、数組のカップルによる「目に余る行為」を捉えているという。

関連記事:ドバイの工事のおじさんにあげたら超喜ばれた「日本で買ったモノ」が予想外すぎた

■SNSで異例の呼びかけ

相次ぐ館内での不適切な行為に、博物館はSNSの公式アカウントにて「博物館で性行為…」という出だしから始まる声明文を発表した。

その文面は、「私たちの博物館に愛の芸術はありません」「展示物のほとんどは伝統的で、禁欲的でさえあり、我々とは違う道徳的な規範に慣れ親しんでいます」というものだ。

さらに「私たちは彼ら(展示物)を不快感に晒したくありません」「監視カメラがあることを思い出してください」と、来館者たちに自制と理解を求めている。

関連記事:美術館の絵画に警備員がいたずら書き 「暇すぎて…」あきれた釈明で解雇へ

■すっかり日常の出来事に…

シフィノウイシチェ要塞でカップルが性行為をすることは、今ではすっかり日常的な出来事になってしまっているという。ピョートル・ピウォワルチク館長は「休暇が始まってから1ヶ月もたたないうちに、恋人同士の密会を3回も記録しました」と述べた。

また「博物館にはさまざまな人が訪れ、非常に保守的な人もいます。それらの人たちがカップルの行為に出くわしてショックを受けてほしくありません」とも語っている。


関連記事:国立科学博物館で開催中 「ポケモン化石博物館」がファミリー必見の内容だった

■不思議なエネルギーが出ている?

いったいなぜこの博物館は、カップルたちにとっての「聖地」になってしまったのだろうか。メディアからの質問に対して館長は、展示場の暗い隅が錯覚を与え、見られていることに気づかないのではないかと示唆している。

また「それともチャクラでしょうか」「もしかして、この場所は性を司るエネルギーを放出しているのかもしれません」と冗談めかして話している。

・合わせて読みたい→監視カメラに映るパジャマ女性の正体は… 調査で判明し衝撃事実とは

(文/Sirabee 編集部・びやじま

【Amazonセール情報】ココからチェック!