17年通った墓地に埋められていたのは「赤の他人」 父親の遺体が行方知れずで悲痛の遺族

父親の遺体は、いったいどこに…。遺族の悲しみは計り知れない。

お盆・お彼岸・お墓参り

大事な父親の死後、長いあいだ続けていた墓参り。しかし棺の中には、父親ではなく他人の遺体が…。衝撃的な事実を知った家族について、『Metro』などイギリスのメディアが伝えている。


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■長年続けた墓参り

イギリス在住のトム・ベルさん(58)の父親は、17年前に死亡した。そのとき母親は「私が死んだら夫の隣りに埋葬してほしい」と強く希望し、それなりの広さがある墓地の購入を決めたという。

だが当時、トムさんを含む遺族の誰もが大変なショックを受けており、墓地の場所をじっくり確認するゆとりはなかった。すべてを業者に任せて墓石を設置してもらい、その後はそれを目印にし墓参りに行くようになった。

特にトムさんの母親は毎週金曜日に欠かさず墓に行き、墓石の周辺をせっせと掃除。美しい花を飾るのが恒例だったそうだ。

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■母親の死で事実が発覚

愛情深かった母親が体調を崩し、6月に死亡。そこでトムさんは希望通り父親の隣りに埋めてもらうよう手配し、葬儀予定日の2日前には墓穴を掘る作業が始まった。

しかし当初確認していた深さまで進むことができなかったため、念のため中にあった棺を確認することに。するとそれはトムさんの父親ではなく、別人を入れた棺であることが明らかになった。

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■「耐え難い」という遺族