離婚を求める21歳美人歌手の妻を79歳夫が殺害 嫉妬から家庭内暴力が絶えず
有名歌手が集うツアーに参加し、人気と知名度がいっきに上がった妻と、その高齢の夫との間で事件が起きた。
超年の差婚をとげていたメキシコの若手美人歌手が、現地時間の6月23日夕方、高齢の夫に殺害された。
離婚の危機にあったなか、外食先のレストランで事件が起きたことを『エル・ウニベルス』『NEW YORK POST』『Fox News／NY』などが伝えている。
■夫は79歳の弁護士
死亡したのは、メキシコシティに暮らしていた21歳のラテン歌手イルマ・リディヤさん。殺人罪で起訴されたのは、ヘスス・エルナンデス・アルコセールという79歳の弁護士の夫で、今年4月に離婚を突き付けられていた。
家庭内暴力について反省を口にし、やり直しを懇願する夫を許したイルマさんは一旦自宅に戻ったが、関係は再び悪化していたという。
■警察に大金を握らせようと…
事件は、閑静な住宅街のなかに高級店が立ち並ぶベニート・ファレス地区にある日本食レストラン『Restaurante Suntory／Del Valle』の個室で発生。口論が激化し、ヘスス容疑者は妻の胸に向け至近距離から拳銃を3発撃った。
同行していたボディーガードのベンジャミン・エルナンデスとともに現場を去ろうとしたところに警察官が駆け付け、そろって逮捕された。なんと賄賂として警察官に大金を握らせようとしたという。
■活躍する若い妻に嫉妬
イルマさんは、有名なラテン歌手が集う「Grandiosas 12」という北南米ツアーに参加し、一気に人気と知名度を上げていた。
しかし、そんなイルマさんへの嫉妬にとらわれることが多くなったヘスス容疑者は、昨年12月には脅迫行為を働いて通報された。地元警察はその後も、殴られてアザができたイルマさんの顔写真を複数把握していたという。
■北米でも活躍を期待
セクシーなボディーと美貌、そして優れた歌唱力でこれからの活躍がますます期待されていたイルマさんは、何事もなければ25日にはアメリカ・カリフォルニア州でのコンサートに出演する予定だった。
近年、メキシコでは家庭内暴力事件が多発しており、平均して1日あたり10人の女性が殺害されているという。
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（文／Sirabee 編集部・浅野 ナオミ）
