台湾・スシローの「名前に鮭が付けば寿司無料」 改名後に戻せないトラブル相次ぐ

「安い」「無料」という言葉に弱いのは、万国共通のようだ。

2022/06/03 08:00

スシロー

人気の寿司チェーン店『スシロー』。昨年3月、台湾にある店舗で「名前に鮭(サーモン)が付く人は寿司が無料」となるキャンペーンが開催され、話題になった。

だがその後に、予想外のトラブルが続出しているという。『Oddity Central』などの海外メディアが報じている。


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■名前に「鮭」がつくと無料に

台湾で昨年3月、人気寿司チェーン店『スシロー』で「鮭(サーモン)という文字が名前に含まれる客は、寿司が食べ放題」というキャンペーンが開催された。

1組につき6名までを対象とし、2日間のみの限定企画。「鮭魚」「鮭魚之夢」など、オモシロおかしい名前を中心に計331人の客が利用し、なかには2日間で15回も通う強者まで現れ、「鮭カオス」としてメディアにも大きく報じられた。

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■「ハンサム」「ダンシング」も

じつはその際、「寿司を無料でたらふく食べたい」と役所に現れ、改名手続きを行っていた人が大勢いた。台湾では、生涯で3回まで改名ができるからだ。

だが、回数に上限があることはあまり知られておらず、「鮭」に改めた名前をその後に戻そうとして却下され、困っている人が続出していることがわかった。

なかには「ハンサム・サーモン」「ダンシング・サーモン」などという名前にしてしまい、1年にわたり笑われていると訴える人もいるという。

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■政府 VS 国民の騒動に

対応する行政側も困惑しているこの問題は、ついに台湾政府にまで持ち込まれた。「改名制度をもっと厳しく」「制限回数を撤廃しろ」といった厳しい意見が寄せられているのだ。

しかし、政府は「改名手続きのために、行政機関は不必要な事務処理の仕事が増えた」と不満をもらすだけで、民間企業に対しても、もっと無難で合理的なキャンペーンを検討するよう訴えている。


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■スシローは好き?

台湾でも大人気だというスシロー。Sirabee編集部が、全国10〜60代の男女1,880名を対象に「回転寿司チェーン」について調査を実施したところ、「スシローが好き」と答えた人は、全体で55.7%だった。

性年代別では、ほとんどの年代で男性よりも女性の割合が高くなっている。

スシローが好きな人の割合

洋服でもコスメでも食事でも、「安くて良いものをいっぱい」と思う女性は多い。「お財布を気にせずたくさん食べられる」「デザートやカフェメニューも豊富」といった点で、スシローは人気があるようだ。

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(文/Sirabee 編集部・桜田 ルイ

【調査概要】
方法:インターネットリサーチ
調査期間:2020年4月24日~2020年4月27日
対象:全国10代~60代の男女1,880名(有効回答数)

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