「ピンキーちょうだい」でおなじみのアレ、進化していた メーカーの気遣いに感動…

2000年代前半に大人気だったピンキー。じつは、別の形で「復活」していて…。

2022/05/30 06:00

ピンキー

「ピンキーちょうだい、ピンキーちょうだい」──。2000年代前半、頻繁に流れていたテレビCMのこのフレーズに聞き覚えのある人も多いのではないか。

湖池屋が販売していたタブレットのお菓子「Pinky(ピンキー)」だ。ピンキーは18年に販売終了したのだが、じつは進化を遂げて「復活」していて…。


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■甘酸っぱい説も…

ピンキーは97年に発売された、ピーチやグレープなど食べやすいフルーツ味で、小型パッケージに入ったタブレット。かわいいサルのマスコット「ピンキー・モンキー」も有名だ。

商品の中にハート型の粒が入っていることがあり、「ハート型のものを片思いの人に食べてもらうと両思いになる」という噂が広がり、当時の女子高生や若い女性の間で人気を集めた。

だが、18年に生産が終了。ショックを受けた人も多かったのではないだろうか。

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■機能性表示食品に進化

ピンキーリニューアル

突然の販売終了から2年経った20年10月、口の乳酸菌LS1を含む機能性表示食品「Pinky FRESH(ピンキーフレッシュ)」として復活したのだ。同商品は、生きたままの乳酸菌を噛まずになめることで口のすみずみまで広がり、口内ケアができるという優れもの。驚きの進化を遂げているのだ。

ただ、ネット上では「ピンキー食べたいけどもう売ってないよね」「ときどきピンキー食べたくなるんだけどどこにも売ってない」「いつからスーパーに売ってないの?」など、「復活」を知らない人の声も見受けられる。コロナ禍になって以来、連日不穏なニュースが流れ、身の回りの生活にも影響を及ぼしているため、せっかくの朗報も一部の人たちに届いていなかったのかもしれない。

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■感動の気遣い

一度は終了しながら、なぜ復活したのだろうか。販売元であるポテトチップスでおなじみ・湖池屋に問い合わせた。

「今年8月で、湖池屋がポテトチップスを作り始めて丸60年を迎えます。100歳になってもおいしいポテトチップスを自分の歯とお口で食べていただきたいという思いから、湖池屋は『スナック人生100年時代』をスローガンに、お口の中の乳酸菌『乳酸菌LS1』の研究を20年以上続けてまいりました。20年に乳酸菌LS1にて『健康な歯ぐきを維持する機能』を機能性表示食品として取得しました。約25年前にヒット商品となったPinkyのメインユーザーであった方々も40代以上となり、歯周病の気になる世代になっていることを考慮し、安心して乳酸菌LS1を試してほしいという願いを込め、復活することといたしました」(湖池屋広報部)。

「ピンキーファン」を気遣っての行動だったのだ…。


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■買える場所は…

ただ、以前に比べると、ピンキーフレッシュを手に取る機会が少なくなった印象を受ける。記者も、都内のドラッグストアやコンビニを7~8軒探し回ったが、とうとう出会えなかった。

現在、どこで売っているのだろうか。「全国のお客様にお買い求めいただけるよう通信販売、湖池屋ヘルスケアショップで販売しております。一部ドラッグストアでも販売をチャレンジしておりますが、まだまだ展開させていただいている店舗数が限られるため、ウェブにて通信販売をお知らせしております。当時のお菓子やキャラクターとしてのピンキーのイメージが大きく、まだまだ機能性表示食品としての効果効能が正しく伝えられていないという課題も感じております」(前出・湖池屋広報部)。

生まれ変わったピンキーを日本中で買える日が来るのが待ち遠しい。

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(取材・文/Sirabee 編集部・斎藤聡人

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