『午前0時の森』で水卜麻美アナが注目される理由とは タレントMC力の開花

放送事故とともに始まった『午前0時の森』を考察。水卜麻美アナに注目する。

■苦難の月曜日

実際、生放送的なトーク番組は難しいもので、村上と劇団ひとりの月曜日のトークは、あまり噛み合っていないといわれがち。

劇団ひとりはピン芸人であり、生放送でのトーク番組の経験もそうはなく、不慣れな印象を批判されがちである。まだ生放送ならば、さまざまな可能性があったかもしれないが、「疑似生」放送では、厳しい状況となるだろう。


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■本来あり得た月曜 VS 火曜

本来ならば、月曜日の村上・劇団ひとりペアでスリルある面白い生放送の番組が実現し、翌日の水卜アナ・若林ペアはさらなるプレッシャーの中、月曜日に対抗する必要があったはずだった。

そこで、水卜アナウンサーがどのような手腕をみせうるのか。水卜アナ・若林ペアは、月曜との対比で落ち着いた放送で対抗するのかなど、さらなる未知が待っていたはずだった。


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■生放送化有望の火曜日

しかし、『午前0時の森』は、パイロット版で当初企画の過激さを垣間見せたものの、結果的に、放送事故を起こさないような守りに入った番組となってしまった。

結果、水卜アナ・若林ペアの火曜日は、過激さに挑戦する必要もなく、水卜アナ・若林ペアの安定感で視聴者を安心させることとなる。

結果論ともいえるが、 水卜アナ・若林ペアが、安定のコンビだったということで、せめて火曜日は生放送に戻し、水卜・若林ペアから『午前0時の森』は、始めていくべきだろう。

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(文/メディア評論家・宮室 信洋

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