ドンキ“裏口”にひっそり登場した「究極の自販機」 飲んだ者を感動させる代物だった

東京・中目黒「ドン・キホーテ」裏手に21日ひっそりと設置された「謎の自販機」。こ、こいつは一体…。

ドン・キホーテ

コロナ流行以降、街にはラーメン、餃子、ブランド肉、スイーツなど一風変わった自動販売機が登場している。そんな中、東京・中目黒にあるドン・キホーテ中目黒本店には、「日本初上陸」と謳われる注目の最新自販機が登場した。

【写真】自販機からはサンサンと照りつける太陽のような輝き放つ一杯が…


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■なぜか裏手に…

ドン・キホーテ

「めちゃくちゃ美味しいオレンジジュースが飲める」とネットで話題の自販機が設置されるという情報を得た記者は、設置日である21日、中目黒店を急襲。

大通りに面した入口周辺を捜索したが、そんな自販機は一つも見当たらない。ガセか…そう不安に駆られながら店頭スタッフに聞き込むと、「ビルの裏手にありますよ。そこの交差点を曲がって、さらにもう一回曲がって…」と核心に迫る情報をゲット。

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案内された通りに進むと、中目黒店の“裏口”に到着。そこにはグリーンの屋根がついたスポットがあり、海外で話題の生搾りオレンジジュースマシン「FEED Me Orange」が設置されていた。

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■フレッシュオレンジが全自動でジュースに

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値段は一杯500円。ちょい高だが、自販機内部にはフレッシュなオレンジが山積みにされており、1杯につきオレンジ3~4個がその場でカットされ、絞り出されるとのこと。すごいな…もう人間が中に入っているんじゃないかと思ってしまうほど高機能だ。

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500円を投下すると、上部の山積みオレンジから数個が下部に移動。下には搾汁機がグルングルン回っており、そこにカットされたオレンジが落下すると、プレスの反動でジュワーッと果汁が飛び散る。

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記者は慌てて写真を収めようとしたが予想以上にスピードが早い。かつ搾汁機の駆動輪がオレンジ色のため、オレンジそのものだと思って撮りまくっていたモノがじつは機械部分だった、というしょうもない凡ミスを犯してしまい狼狽。しかし、写真から雰囲気は伝わるだろう。

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■気になるお味は…

ドン・キホーテ

うまく撮れたかな…とカメラのモニターを見ているうちに下部のカップにはオレンジ果汁がたまりきっており、完成となっていた。時間にして約40秒。なんていう素早い仕事なんだ。

カップにはしっかりフィルムで蓋。蓋をガバッと開け、付属ストローを無視して一気に飲む。

ドン・キホーテ

ゴキュッゴキュッ…プハーッ! 新鮮でフレッシュな香りと深い甘み。適度に果肉が残っているが喉越しは最高だ。しかもオレンジが冷えているので、ドリンクそのものもキンキンに冷えている。

無添加で果汁100%ってこんなにウマいのか、と心底思う味だった。店員が仕上げるジューススタンドでは氷が入るケースも多いが、これはリアルな果汁だけ。一口一口がもったいないと感じるレベルで、お世辞抜きでこんなオレンジジュースは初体験である。


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■お店への持ち込みはダメなのよ

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1人でダイナミックリアクションをしていたせいか、振り返ると目黒川沿いをデート中の若きカップルや家族連れが記者の豪快な飲みっぷりを眺めていた。その後、彼らが実際にジュースを購入し美味しそうに飲む姿を見て、「ウンウン」とまるで自販機開発者のように満足げになる記者だった。

ドン・キホーテ

ちなみにこれ片手にドンキ中目黒店でショッピングを楽しみたいと考えた読者もいると思うが、じつはお店自体は飲食持ち込みNG。記者のようにここで飲み干し、自販機横のゴミ箱にポイして颯爽と店内に進むのが吉である。

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(取材・文/Sirabee 編集部・キモカメコ 佐藤

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