4歳児を衣類乾燥機に入れ重傷負わせた女が逮捕 男児は警察に状況を正しく説明
4歳児の申告とあって警察側も判断に苦慮したときがあり、この事件は容疑者逮捕まで2ヶ月間を要した。
アメリカ・フロリダ州で、4歳の男児を回転式衣類乾燥機に入れてスイッチを入れ、負傷させた30代の女が逮捕された。地元メディアの『WFTV9abc』に続いて『NEW YORK POST』が全米に伝え、子育て世代の間に波紋が広がっている。
■男児を預かる
事件は今年2月、フロリダ州のレイク郡の民家で発生。当時その家にいたのは、4歳の男児とベビーシッターのアンバー・チャップマン容疑者（35）のみだった。
同容疑者は男児を衣類乾燥機に入れてスイッチを入れた疑いがもたれており、勢いよく回転したことにより男児は負傷。耳、肩、腰などに打撲傷を負い、目の周辺はひどく腫れて病院で治療を受けたという。
■幼児虐待のなかでも特に重罪
4歳児の申告とあって警察側も判断に苦慮したときがあり、今月9日の容疑者逮捕まで2ヶ月間を要したこの事件。逮捕の決め手となったのは、病院からの報告書だった。
「男児が話した内容とけがの状況は一致する。回転式衣類乾燥機に入れられたことによる負傷と考えるのは十分可能」という内容だったという。
■内側から押しても開かない
逮捕後のチャップマン容疑者はレイク郡の拘置所に身柄を送られたが、1万5,000ドル（日本円にして190万円弱）の保釈金保証金を支払い、すでに自宅に戻っている。
冷蔵庫も同様だが、洗濯機や衣類乾燥機は内側から手で押してもドアが開かないタイプのものが多い。幼児の命を大きな危険にさらしたことから、チャップマン容疑者は第一級幼児虐待の罪で裁かれる予定だ。
■1度ならず2度も…
警察の発表によれば、男児は児童保護班の職員に「チャップマンさんは、何枚かのタオルを入れながら僕のことも乾燥機の中に突っ込んだ。するとグルグルと回り出した」と説明した。
さらに「グルグル回っていたら突然止まってドアが開いた。でも、また回り出した」と話しているため、危険な状況が2度も繰り返されたと考えられている。
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（文／Sirabee 編集部・浅野 ナオミ）
