宮迫の牛宮城効果で”ミヤサコミクス”発生 家賃300万円のビルに「異変」が…
宮迫の焼肉店「牛宮城」が入るビルの家賃は300万円近くにのぼって…。
4月分の予約が早くも満席になるなど、すっかり人気店の仲間入りを果たした宮迫博之の焼肉店「牛宮城」(ぎゅうぐうじょう)。宮迫のお店は東京・渋谷のセンター街にあるビルに入っている。
好立地なこともあって、ビルの家賃は200万円を超える。いま、このビルで「ミヤサコミクス」が発生していて…。
■居酒屋や美容院、歯科医院が
「牛宮城」は3月1日にオープンして以来、連日予約が殺到している。26日に4月分の予約受付が始まると数時間で終了するなど、いまやすっかり人気店となっている。
そんな大人気店は、東京の渋谷駅から徒歩5分ほどのビルに店を構えている。10階建てのビルの中には、和食居酒屋や美容院、歯科医などが軒を連ねているが、空室も目立つ。
■人気韓国料理店が閉店
ビルの近隣で働く店舗スタッフが、厳しい内情を明かす。「この辺りは、渋谷のセンター街という立地もあって家賃が高めです。周りに飲食店も多いので生き残るのは大変なんです…。以前、宮迫さんと同じビルに『スパイシースパイシー』という韓国料理店がありました。2012年にオープンして1010円という破格の安さで食べ放題が利用できることから若い女性を中心に人気だったのですが、今年2月ごろに閉店しました。コロナ禍で客足が戻らなかったことが原因のようです。あんなに人気のお店でも潰れてしまうなんて、驚きましたよ」(近隣の店舗スタッフ)。
■「家賃は200~300万円」
10年近く続いた名店でも苦境に立たされるほど、厳しい環境なのだろう。不動産屋のテナント募集ページを見ると、「牛宮城」が入るビルでは、地下1階、1階、2階、3階、4階の5件で募集をかけていた。
宮迫は開店前の1月にユーチューブで、開店前に支払っている家賃を聞かれて「280万円」と答えていた。渋谷駅から徒歩圏内という好立地であるとはいえ、家賃は300万円近くになるのだろうか。
都内の不動産関係者が内情を明かす。「このビルの家賃は、1坪あたり下は3万円から上は8万円です。たとえば、約70坪の4階で借りるとなると、1坪3万円なので家賃は大体210万円くらいです。さらに、家賃とは別に内装管理費等の費用が1坪あたり1万円かかるため70万円プラスされ、約280万円となります。階によって多少の差はありますが、ほとんどのお店が毎月200~300万円の家賃を払っていますよ」(都内の不動産関係者)。
3月下旬、現在は空室となっているフロアに足を運ぶと、奥行きがあり、かなりの坪面積であることが実感できた。これだけの広さに、駅近となれば、300万円になるのも無理ないかもしれない。
■ビルへの問い合わせが殺到
そんな「ハイグレード」ビルでちょっとした「珍現象」が起きているという。前出の都内の不動産関係者語る。
「オープン当初は宮迫さんのお店ということで、ビルの周りにマスコミが集まってしまい、物々しい雰囲気になっていたそうです。ただ、その宣伝効果なのか、彼のお店が入ることが分かって以来、ビルのテナント募集に問い合わせる人が倍増しているんですよ」(前出・都内の不動産関係者)。
「ミヤサコミクス」効果で、「牛宮城」と肩を並べるお店ができる日もそう遠くないかもしれない。
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(取材・文/Sirabee 編集部・斎藤聡人)