米国の新型コロナ死者が100万人を超える可能性 世界はすでに600万人を突破 

未だ治らない新型コロナウイルスのパンデミック。お隣・韓国が、ここ数日の新規感染者や死者が急増している。

2022/03/20 18:00

新型コロナウイルス・COVID-19・SARS-CoV-2

世界各国の新型コロナウイルス新規感染者および死者数について、日々の状況をいち早く伝えてくれる統計リファレンスサイトの『Worldometers』。その数値やグラフは、新型コロナウイルスがまだ油断ならないものであることを教えてくれている。例えば死者の数だ。


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■世界のコロナ死者は600万人を突破

『Worldometers』によれば、日本時間の3月20日午後2時の時点で、世界で累計4億7,000万人超の新型コロナウイルス感染が確認され、治癒した者は4億40万人、そして死者の数は約609万8,000人だという。

きわだって死者が多いのはアメリカで99万7,845 人。不幸にもさらに2,200人が亡くなった場合、累計で100万人を超えることになってしまう。

それに続き多くの死者を出しているのは、ブラジルの約65万7,000人、インドの約51万6,000人、ロシアの約36万4,000人、メキシコの約32万2,000人(いずれも累計)だ。

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■感染者は全人口の1割超か

現在の世界の人口は78億人で、新型コロナウイルス感染者の累計は現時点で4億7,000万人。だが、世界保健機関(WHO)は、2020年秋の段階で「実際には8億人近くに上る」との推計を発表しており、検査を受けていない陽性者を含めれば、とてつもない数字になるだろう。

たとえば、世界最大のパンデミックといわれた100年前の「スペイン風邪」は、当時の世界人口が18億人だったなか2~3割が感染し、最低でも4,000万人、多くて1億人の命を奪ったと推定されている。

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■韓国が大苦戦

オミクロン株の大流行に伴い、ここ数日間の新規感染者および死者数で群を抜いているのは、じつはお隣の韓国だ。

この1日で33万4,000人の新規感染者、そして327人の死者を計上。数日前には「世界の新規感染者の3割弱が韓国に集中。連日30万人超え」と大きく報じられ、防疫の規制緩和に慎重論が飛び交っているという。


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■気を抜けば再び大流行も

現代はワクチンや医療の技術が発展しているため、この数字で抑えられているのだろう。だが、グラフの下降でピークアウト宣言がなされ、人々の行動が増えるとまた感染者が増え、医療崩壊から死者も急増という負のスパイラルに戻ってしまう国は多い。

ワクチン接種、マスク装着と手指消毒。自分、そして大切な人の健康を守れる手段として、改めて心がけたいものだ。

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(文/Sirabee 編集部・浅野 ナオミ

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