『守れ!しゅごまる』登場の『破壊神マグちゃん』の評価点 鬼才コラボへ

『守れ!しゅごまる』に登場の『破壊神マグちゃん』を、伊原大貴氏の作風と共に考察。

■狂気の漫画家

恋するワンピース

通称『恋ピ』は、『ONE PIECE』のスピンオフ・ギャグ漫画である。『恋ピ』は、熱烈な『ワンピ』愛と、その愛によって許されている『ワンピ』弄りや公認2次使用で有名。

136話で、『ワンピ』のまるまる1話分をそのまま使用し、その上に自分のキャラを描き加える回が暴挙として知られる。これでもなお、伊原氏のアイディアに対し、「ダメです」「無理です」と担当編集者にはよく言われているのだとして、狂気のポテンシャルを示す。


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■伊原大貴氏

また、伊原氏自身の人物像が人気。『ジャンプ+』の新年会のエピソード漫画は、読者を戦慄させた。伊原氏は酔っているわけでもないのに、『ジャンプ』の編集長に名札をもらい、編集長として振る舞う。

帰宅後のバッグには、初対面の編集者の名札がたくさん入っていたが、記憶にないとするエピソード。なお、伊原氏は、自画像やさまざまなエピソードからして、女性漫画家として知られており、ファンが多い。


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■鬼才同士のコラボか

そんな伊原氏の『しゅごまる』は、掲載順位も低く、そのためにか『マグちゃん』が利用され冒涜されたとする読者もいる。しかし、流れからしては、そんな伊原氏に『ONE PIECE』と並ぶような愛され方をした作品として、誇ってよいだろう。

このまま調子が出てきて、『しゅごまる』の人気が出るのか、一部の声にあるように、伊原氏はむしろ、『しゅごまる』のために休載中の『恋ピ』に戻って専念すべきなのか。

いずれにせよ、このコラボが後に、鬼才同士の伝説のコラボと改めて評価されるような、両氏の今後の活躍を期待したい。

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(文/メディア評論家・宮室 信洋

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