母親が6歳男児と愛犬を惨殺 「悪魔に見えた」の供述に精神疾患の疑いも

殺害された男児が通っていた学校では子供たちの動揺がひどく、心のケアが求められている。

2022/02/20 04:00

悩む・悩み・苦悩・女性・困る・絶望

アメリカ・ミズーリ州で15日、母親が6歳の息子と飼い犬を惨殺し、駆け付けた警察官に逮捕された。供述の内容から精神疾患の疑いがあるという。地元メディアの『WDAF-TV』『FOX4/KC』に続き、『PEOPLE』やイギリスの『Mail Online』なども報じている。


関連記事:わが子2人を惨殺し遺体を弟たちに見せた夫婦 心理的児童虐待は否定し無罪を主張

■わが子と愛犬を惨殺

15日の深夜、ジャクソン郡カンザスシティの民家でむごたらしい事件が発生。その家に暮らすターシャ・ヒーフス容疑者(35)が、第一級殺人罪で起訴された。

自身の6歳の息子と飼い犬を殺害し、息子の遺体については首を切断。玄関、階段、室内などに髪の毛、遺体、切断された首が転がり、血の海ができていた。現場からは、凶器とみられる2本のナイフとドライバーが押収されている。

関連記事:わが子2人を惨殺し遺体を弟たちに見せた夫婦 心理的児童虐待は否定し無罪を主張

■「あの子は悪魔」

駆け付けた警察官に取り押さえられたターシャ容疑者は、調べに対し「息子をバスタブに入れて殺した」と供述。その後の死体損壊行為についても容疑内容を認めた。

しかし、「あの子は悪魔だ」「乗り移った悪魔を祓った」などと主張。精神疾患を強く疑わせるため、詳しい検査が必要だという。

関連記事:性的暴行に猛抵抗した女性を惨殺 容疑者は「ダメだと悟った瞬間カッとなった」

■「悪魔がいる」と通報

警察は、その家から女性の声で「悪魔が私に襲いかかってくる」と助けを求める通報が入ったため、職員を現場に急行させていた。しかし玄関に近づくと、中から女の大きな歌声が聞こえ、ドアベルを鳴らしてもしばらく聞こえないふりをされたという。

通報者は名前を名乗らなかったが、その家に成人女性はターシャ容疑者しかいないことから、同容疑者が息子を「悪魔」と捉えて通報したと考えられている。


関連記事:性的暴行に猛抵抗した女性を惨殺 容疑者は「ダメだと悟った瞬間カッとなった」

■動揺する子供たち

裁判所に提出された宣誓供述書によれば、ターシャ容疑者自身も血だらけで逮捕されている。息子や飼い犬に抵抗されてできたとみられる打撲、擦過傷、裂傷が、両腕と手、右太ももなどに確認されたという。

殺害された男児が通っていた学校では、子供たちが強いショックを受けているといい、学校はもちろん各家庭でも地域ぐるみで子供たちの心のケアにあたっている模様だ。

・合わせて読みたい→わが子2人を惨殺し遺体を弟たちに見せた夫婦 心理的児童虐待は否定し無罪を主張

(文/Sirabee 編集部・浅野 ナオミ

【Amazonセール情報】ココからチェック!