80年代を彷彿させる懐かしきアニメが話題 作者は「レトロ感を楽しんで」

作者は「描き進めるうちに当時の光景が次々と思い出され、楽しい作業となった」と語る。

■大学時代の思い出

また、「小学4、5年の頃には里山が開発のため、相当な規模でなくなってしまった。そんな経緯もあり、自然が豊かな頃を体感できたのは宝になっている」と語った。その後武蔵野美術大学造形学部に進学。

水木しげる事務所訪問

「大学1年の頃、個人的に水木しげるさんの事務所を訪ねたことがある。子供の頃に書いて渡せなかったファンレターと絵を渡す目的だった」と話す。

また、「運良くご本人がいらっしゃって部屋にあげていただき、しばらく対談させていただいた。その場で色紙に絵まで描いてくださり、若気の至りとはいえ貴重な体験だった」と言う。


関連記事:亡くなった祖父が描いた油絵を発見 投稿者は「なんだかジーンとなった」

■11月にはグループ展開催

さらに大学2年生の頃には、知り合ったアニメーション業界関係者から、時折ボランティアでポスターカラーで絵を描く技術を学び始めて現在に至る。

休日には自主制作として、その時々に感動した風景を絵にしたり、昔暮らしをともにした猫たちをテーマに創作活動を続けているさめじまさん。

「Twitterにあげた作品のテレビの上に乗っているムーミンの人形は、父が紙粘土で作ってくれたもの。とても精巧に出来ていた記憶がある。当時を知る方には懐かしんでもらえる要素があり、知らない方にもレトロさを楽しんでいただけたらとてもうれしい」と話す。

今年11月には、アニメ業界で出会った同じ大学出身の仲間で、第二弾のグループ展開催が予定されている。最後に「展示会場やTwitter上で私の拙い絵に対しありがたい励ましの言葉を多くいただいている。その声を励みに今後も創作活動、展示を続けていきたい」と述べた。


関連記事:子どもが飼育したカブトムシが天寿を全う その後の行動に感動の声が続出

■おもひでぽろぽろ

・合わせて読みたい→お湯を入れると絵が消える紙コップ 作家は「子供が喜んでくれるのが一番嬉しい」

(取材・文/Sirabee 編集部・Sirabee編集部

【Amazonセール情報】ココからチェック!