銃は父親からのXマスプレゼント 米高校銃乱射事件15歳男子生徒に終身刑の可能性 

アメリカでまた高校銃乱射事件が起きた。犯人は15歳の男子生徒。検察側は終身刑を狙う模様だ。

2021/12/06 20:00

拳銃

アメリカ・ミシガン州で先月30日の昼、またしても忌まわしい高校銃乱射事件が発生した。逮捕・起訴された男子生徒について、裁判で有罪判決なら終身刑が言い渡される可能性があると『Detroit News』『CBS News/Detroit』などが報じている。


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■上半身に至近距離から発砲

事件は、デトロイドから北に50kmほど離れたオークランド郡のオックスフォード高校で起きた。至近距離から頭部を含む上半身を撃たれ、14歳から17歳までの生徒4人が死亡。少なくとも7人が重軽傷を負い、うち2名の容体はかなり深刻だ。

この事件で逮捕されたのは、イーサン・クランブリーという15歳の男子生徒。今月1日には正式に起訴されたが、第一級殺人および殺人未遂、無差別殺傷を目的としたテロ行為、銃の不法な所持と使用など罪状は20件に及ぶという。

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■日記にみる強い計画性

事件当日は、リュックサックに9mmセミオートマチック銃を入れて登校していたクランブリー被告。携帯電話には「学校でテロ行為を起こす」と予告する自撮りの動画が保存され、日記からは、学校銃乱射事件を起こしたいという願望が以前からあったことが確認された。

いじめられていたという被害の報告はなく、犯行は計画的なものであったことから、情状酌量の余地はないとして被告は成人と同じ扱いで起訴され、すでに身柄は成人の拘置所に移されている。

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■銃は父親が買い与える

オークランド郡保安官事務所によれば、被告は犯行動機を明らかにしておらず、罪状認否でも無罪を主張しているとのこと。ただし、裁判で有罪判決が下れば一生を檻の中で過ごす可能性もあるとしている。

なお、使用された拳銃は父親が犯行の数日前に買い与えたものと判明した。そのような年齢の子供に安易に銃を与えた大人の責任は重いとして、父親の起訴も検討されているという。


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■日本の少年法の印象は?

未成年者でも重罪を犯せば容赦しないアメリカ。日本でも、現行の少年法に対する世間の目はますます厳しくなっている。しらべぇ編集部が全国20〜60代の男女1,537名を対象に調査したところ、全体の63.9%が「刑罰が軽すぎると思う」と回答していた。

少年犯罪の刑罰は軽すぎる

少年少女がむごたらしい死傷事件を起こす度に、「若さや幼さだけを理由に許すのでは、犠牲者が浮かばれない」という声は強まっている。場合によっては少年法の枠を超え成人として厳しく裁く、そんな日が日本にもくるのだろうか。

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(文/Sirabee 編集部・浅野 ナオミ

【調査概要】
方法:インターネットリサーチ
調査期間:2018年10月19日~2018年10月22日 
対象:全国20代~60代の男女1,537名(有効回答数) 

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