チョコレート詰め合わせには美味い種類が少ない 意外な理由に専門家が言及

「これは美味い、好き!」というチョコはわずか数個。なぜ人気のタイプを多めに入れないのか?

チョコレート

お菓子の詰め合わせにはワクワクするが、実際に開けると「まずいものが多い」とがっかりしてしまうことがある。その謎に、海外メディア『The Sun』が着眼。専門家の興味深い理論を紹介し、反響を呼んでいる。


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■チョコ詰め合わせの謎

チョコレートの詰め合わせ、箱や袋に入ったアソートセットなどは人気が高い。お中元、お歳暮、クリスマスの時期などには箱入りをよく見かけるが、スーパーの菓子コーナーでも袋入りのアソートが売られている。

しかしいざ開けて食べてみると、多くの人に好まれる人気のタイプは意外に少ない。結果「○○味だけ残ってしまった」といったこともよくある。

海外で売られているチョコレート詰め合わせでも同じ傾向があることに、消費行動を分析する専門家マーティン・ジェームス氏が着眼。なぜそういう売り方をするかについて考察し、話題を集めている。

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■美味しいチョコだけ少ない?

ジェームスさんによると、こうしたアソートに含まれるチョコレートの種類とその数は、メーカーの戦略に左右されるのだという。

一番人気のタイプを少なくしておけば、消費者は「ああ、もっと食べたい」と考え、再び買いに行く傾向があるとのこと。それに期待し、多くに好まれる人気のタイプは少なめに入れるというのだ。

心理学、行動科学なども、マーケティングには存分に生かされているようだ。

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■意外な戦略も?