体外受精で精子を取り違え 息子と血縁がないと知るまでの経緯を父親が告白

大事に育てた息子と、血の繋がりがないと判明。事実を伝えることに…。

体外受精

産みの親より育ての親。とはいえ、実子だと信じていた子と血のつながりがなかったとしたら…。ある赤ちゃんの誕生から12年、信じがたい事実に驚いた男性がいることを『TODAY』などアメリカのメディアが伝えた。


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■体外受精で生まれた赤ちゃん

アメリカ・ユタ州で暮らすヴァナー・ジョンソンさん(46)は、過去に3度ヘルニアの手術を受けた。そのせいで輸精管(精子を生殖孔に輸送する管)に傷がつき、子供を作ることは不可能になった。

すでに妻ドナさん(45)との間には息子がひとりいたが、2人目の子が欲しかったため、2007年には体外受精を受け次男ティムくんを授かった。この子は、ヴァナーさんの精子とドナさんの卵子から生まれた実子のはずだった。

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■遺伝子検査で判明した事実

2019年夏のこと、ヴァナーさん夫妻は結婚記念日に遺伝子検査キットを購入。「自分たちのルーツを探ってみよう」と考えたからだったというが、それにより信じがたい事実が明らかになった。ヴァナーさんと次男ティムくんには、血縁がないことがわかったのだ。

衝撃を受けたヴァナーさんとドナさんは、病院で精子の取り違えがあったに違いないと確信。しばらく悩んだ末、ティムくんには本当のことを伝えることにした。

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■息子に伝えた事実