息子が7回通報も救急車は1時間待ち 「息できない」と絶叫した母親が死亡

救急車を待つ間、「死ぬ」と叫び続けた女性。助けることができなかった息子は、悲しみに暮れている。

救急車

体調が悪くなり、救いを求めた女性。しかし救急車はなかなか到着せず、待っているあいだに死亡した。その日の経緯について、『The Sun』などイギリスのメディアが伝えた。


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■深夜に苦しみ始めた女性

イギリスのグレーター・マンチェスターで暮らしていたビナ・パテルさん(56)が、深夜にいきなり体調を崩し苦しみ始めた。息子(27)の名前を呼び「息ができない」と伝えて水を持ってきてもらったが、それでも落ち着かず体調はさらに悪化した。

ただごとではないと確信した息子は、家から数分の場所にある病院に連れて行こうと考えたが、ビナさんは体を動かすことができず、車に乗り込むことは不可能だった。

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■救急車を呼んだ息子

息子は午前2時半に通報し、「救急車が必要です」「すぐに来てほしい」と懇願。オペレーターの「ただちに向かいます」という言葉を信じ待っていたが、救急車は15分たっても到着しなかった。

ビナさんの呼吸がさらに荒くなったことから、心配になった息子は再び通報。「息ができない、死んでしまう」と叫ぶビナさんを助けてもらおうと、息子も必死だった。

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