「顔が俺に似てない」と妻の浮気を疑い… 父親が生後2ヶ月の娘を湖に投棄
他の男の子供と思い込んだ父親は、わが子の口にテープを貼り付け、麻袋に入れて湖に投げ捨てた。
生まれて間もない小さな赤ちゃんは、顔が両親のどちらに似ていると明白にはわからないものだ。だが、ある父親は「この顔は俺の子ではない」と決めつけていた。インドで起きた悲劇的な殺人事件の話題を、『Times of India』『Times Now News』などが報じている。
■生後2ヶ月の赤ちゃんを…
このほど、インドのアーンドラ・プラデーシュ州アナンタプル地区で、ある湖から溺死した幼い女の子の遺体が引き上げられた。
赤ちゃんは生後わずか2ヶ月。じつの父親により湖に投げ捨てられるという、むごたらしい事件だった。
■産後に夫婦関係が悪化
21日、赤ちゃんは両親に連れられて小児科医院を受診した。薬を待つ間に泣き始めたため、父親のマリカルジュナに抱かれて外へ。だが数時間たっても親子は戻らず、心配した母親のチッテマさんがカリヤンドゥルグ警察に相談した。
「娘が誕生して以来、夫婦関係がうまくいかなくなった」という話に警察は事件性を疑い、親子の名前と特徴を市民に向けて公開。情報提供の協力を呼び掛けるとともに、マリカルジュナの行方を追った。
■麻袋に入れて湖へ…
カリヤンドゥルグ警察は、ほどなくマリカルジュナの身柄を確保。厳しい事情聴取を受け、「泣き声がもれないよう娘の口にテープを貼り、麻袋に入れ湖に投げ捨てた」と自供したマリカルジュナは、殺人罪で起訴された。
犯行の動機については「娘の顔はまったく自分に似ていない。妻が他の男と浮気してできた子だと思うと腹が立った」などと主張。だが、DNA鑑定などは受けていないという。
■DNA鑑定で判明する浮気
妻の浮気を疑いDNA鑑定を求めるケースは世界中で急増しているが、中国の福建省では2019年に大変珍しい例が報告された。双子の片方について「どちらの家系にもいない顔」と感じた夫がDNA鑑定を決行し、妻の浮気を見事に暴いたのだ。
女性の体において同時期に2つ以上の排卵が起き、それぞれが異なる男性の精子と結びつき受精すれば、可能性はゼロではないと専門家は説明。その現象は、イヌやネコなどの哺乳動物ではしばしば起きているという。
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(取材・文/Sirabee 編集部・浅野 ナオミ)