彼女に婚約者がいると知った男 報復方法をひねった結果、あっけなく逮捕

自分を騙した女性とその婚約者の関係をブチ壊すことだけなら、何も事件など起こさなくても…。

2021/10/22 08:00

悩む・うつ・頭痛・記憶喪失

彼女との交際が順調だと思っていたなか、ある日、自分が二股をかけられていることを知った男。当然ながら激怒したが、彼女には一切手荒なことはしなかった。

インドでこのほど、三角関係が原因で思わぬ事件が起きたことを『Times Now News』『Times of India』などが報じている。


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■二股をかけられた男

インド・グジャラート州のジャームナガルで14日、三角関係のねじれから予期せぬ誘拐事件が発生した。その犯行動機が、悪知恵と欲のかたまりだと話題になっている。

住居侵入、誘拐監禁および恐喝の罪で起訴されたのは、サヒル・サンディーという若い男。数ヶ月前から交際するようになったトゥルシさんという女性が、じつは婚約中で挙式の日も近いと知ったことが、事件の発端だった。

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■婚約者を誘拐することに

二股をかけられていると知り、激怒したサヒル容疑者だが、彼はトゥルシさんをなじる、暴力をふるうといった行動には走らなかった。

それに代わる報復の方法として、トゥルシさんの婚約者を誘拐することを計画。友人に協力させ、陶器工場に勤務するヘメン・パルサニヤさんという男性を、ナイフで脅しながらある場所に監禁した。

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■迷わず通報した家族

ヘメンさんの家族に、身代金として5万ルピー(日本円にして約7万6,000円)を要求したサヒル容疑者。ヘメンさんの両親は、それがまさか息子の婚約者の浮気相手だとも知らず、迷わず警察に通報した。

携帯電話の通話記録などから追跡し、いとも簡単にサヒル容疑者は逮捕され、ヘメンさんは無事保護されたという。


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■狙いは達成しても罪は重く…

サヒル容疑者の狙いは、トゥルシさんとヘメンさんの関係を壊すことにあった。身代金の準備が進まず監禁が長引けば、挙式をキャンセルせざるを得なくなり、自分が逮捕されればトゥルシさんの尻軽ぶりが世間に知れわたり、ヘメンさんや彼の親族は激怒する。

その点においては狙い通りになった同容疑者だが、少しの金銭を得ようと欲を出したため、裁判では重い刑罰が言い渡されるとみられている。

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(文/Sirabee編集部・浅野 ナオミ

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