Facebookで車のパーツ販売していた男 写り込んだモノのせいであえなく逮捕

普段SNSに何気なく載せる写真。自宅の乱雑ぶりやぐあいや写り込んだ物など、意識して見てしまう人は意外と多い。

2021/10/05 06:00

FacebookCafe

SNSに投稿する写真には注意が必要だ。思わぬものが写り込み、ある男性がこのたび逮捕されたことを海外メディアの『the smoking gun』などが報じている。


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■車のパーツを販売目的で

逮捕されたのは、アメリカのミズーリ州に住むジェームス・カーツという38歳の男。カーツ容疑者は先日、自身のFacebookに、車の「三元触媒」の写真を投稿した。

これは、ガソリンおよびディーゼル車の排気経路に取り付けられる装置で、排出ガス中の有害成分をプラチナ、パラジウム、ロジウムを使用した触媒装置で酸化・還元することによって浄化するもの。同容疑者はFacebookを利用して、その新品のパーツを販売していた。

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■背後に気が回らなかった容疑者

だがそのパーツの背後にあるテーブルの上には、覚せい剤の一種のメタンフェタミン(日本ではスピード、クリスタルメスとも)が大量に入った、ファスナー付きプラスチックバッグと注射器が。写真にそれらが写り込んでいることを、カーツ容疑者は気付いていなかったようだ。

覚せい剤の存在に気付いたFacebookユーザーが、ただちに警察に通報。9月29日、警察は捜索令状を取り、ブランソン郊外の都市リード・スプリングスにあるカーツ容疑者の自宅へ行き、覚せい剤と38口径の拳銃を押収し、逮捕に至った。

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■以前にも犯罪歴が

警察の取り調べに対し、「写真に覚せい剤と注射器が写っていたことに気が付かなかった」と供述しているカーツ容疑者。この男には前科が多々あった。

子供の命を危険にさらした罪、麻薬不法所持、器物破損、家庭内暴力や保護観察期間中の違反行為などだが、ある事件で有罪判決を受けた際、銃器の所有が禁じられていたこともわかった。それを無視した罪は大変重いという。


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■違法薬物に手を出さない自信は?

しらべぇ編集部が全国10〜60代の男女1,844名を対象に調査したところ、全体の61.6%が「身近に違法薬物があっても手を出さない自信がある」と回答した。また性年代別では、すべての年代で男性より女性の割合が高くなっている。

身近に違法薬物があっても手を出さない自信がある性年代別グラフ

男性には多少なりともある、「かっこつけたい」「悪ぶりたい」という本能的な潜在意識。それゆえに興味本位で手を出し、抜け出せなくなってしまう人が多いのかもしれない。

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(文/しらべぇ編集部・桜田 ルイ

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