新総理・岸田文雄が就任会見 「新しい資本主義の実現」に意欲

岸田文雄新総理が4日夜、首相官邸で記者会見を実施。菅義偉前政権の課題を分析しつつ、独自の戦略を推進すると明言した。

■「分配なくして次の成長なし」

「国民の協力を得られるよう、経済支援をしっかり行なっていく。これまでの対応を徹底的に分析し、何が危機対応のボトルネックになっていたかを検証する。その内容を踏まえ、緊急時における人流抑制や病床確保のための法整備、また危機管理の司令塔機能強化など、危機対応を抜本的に強化していく」と菅義偉前内閣での課題についても言及した岸田総理。

経済対策にも意欲を見せ、「目指すのは新しい資本主義の実現。成長と分配の好循環、そしてコロナ後の新しい社会の開拓がコンセプトだ。成長だけで、その果実がしっかり分配されなければ、消費や需要は盛り上がらない。次の成長は望めない。分配なくして次の成長なし」と言葉を残した。


関連記事:「かなりやばい、菅総理は器でなかった」 黒沢年雄がコロナ問題で政府をバッサリ

■岸田文雄新総理プロフィール

岸田文雄総理

岸田総理は1982年早稲田大学法学部卒業後、日本長期信用銀行(現新生銀行)入行。

退職後、衆議院議員だった父・岸田文武氏の秘書を務め、1993年の衆院選で初当選(現在まで9回当選)。2007年から内閣府特命担当大臣(沖縄及び北方対策、規制改革、国民生活、科学技術政策)、12年から外務大臣、17年から防衛大臣を歴任。東京生まれの64歳。広島東洋カープの大ファンを公言。

・合わせて読みたい→ビートたけし、自民党総裁選をバッサリ 首相の国民投票制にも言及

(取材・文/しらべぇ編集部・キモカメコ 佐藤

【Amazonセール情報】ココからチェック!