「ワクチン接種を」と母親が懇願も受け入れず 元気だった大学生が新型コロナ死

健康でまだ若かったというのに…。大学生はあまりにも早くこの世を去った。

ワクチン・新型コロナウイルス・予防接種・注射

「ワクチンを打って、自分を守ってほしい」。そんな母親の言葉をなかなか受け入れられなかった男子大学生が、新型コロナウイルスに感染して死亡した。息子に先立たれ悲しみに暮れている母親のコメントなどを、『People』などアメリカのメディアが伝えている。


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■副反応に不安

アメリカ・ノースカロライナ州で暮らしていた男子大学生タイラー・ギルレスさん(20)の母親は、「僕は新型コロナワクチンを接種しないよ」というタイラーさんをとても心配していた。

基礎疾患もなく元気だったタイラーさんは、「若いから感染しても重症化しない」「それよりもワクチンの副反応が心配だ」「それに僕は忙しいんだ」と主張。

それでも母親が心配し必死に接種を勧めたため、タイラーさんもようやく折れて「大学生活が落ち着いたら接種する」と約束していたという。

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■新型コロナ感染し重症化

その後にタイラーさんは大学に通うため引っ越しをすませたが、その直後に新型コロナウイルスに感染。基礎疾患もなかったが重症化して合併症を発症し、生命維持装置が必要な状態になった。

そのまま症状は良くならず、タイラーさんは死亡。「ワクチンの副反応で長いあいだ心臓の不調に苦しむことになるかも…」と信じワクチンを恐れていたというが、もし早く接種していれば結果は違っていたかもしれない。

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■母親の悲しみは深く…