血塗れのスーツケースを持ってタクシー呼んだ男 怪しんだ運転手の通報で逮捕に

客のスーツケースを搬入したタクシー運転手が、異臭と血痕に気づいたという。

2021/10/02 06:00

スーツケース・旅・旅行・タクシー

のちに女性の遺体が入っていることが判明した「血まみれ」のスーツケースを持ち、タクシーを呼んだとされる男が逮捕された。香港メディア『South China Morning Post』が報じている。


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■血生臭いスーツケース

元カラオケバーのマネージャーである謝麗(シィエ・レイ/33)が、殺人の疑いで中国江西省の警察に拘束された。シィエは9月7日の未明に太和県でタクシーを呼び、スーツケースをトランクに入れるのを手伝った運転手が不審に思い、その後に警察へ通報したという。

警察の発表によると、運転手はスーツケースを搬入する際に、バッグの重さや異臭、さらに血痕に気づいたのだという。運転手が通報すると、シィエはスーツケースをタクシーに残して逃走した。

また捜査の結果、スーツケースの中に入れられた遺体は、謝が8月に辞めるまで経営していたカラオケバーで働いていた19歳の女性だと判明した。

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■逃走の翌日に逮捕

警察はその日のうちに約50万円の報奨金を出し、シィエの逮捕につながる情報の提供を呼びかけた。シィエは自転車に乗って近くの建県に向かい、9月8日にアパートにいるところを逮捕されたことがわかっている。

逮捕される前、シィエは服を脱ぎ捨て、赤いTシャツとリンゴ4個を盗んだとされているが、これらは住民がお供え物として外に置いていたものだった。逃走時から外見を変えることで、逮捕を逃れようとしたと思われている。

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■不明な犯行の動機