妊娠20週で破水し30週で早期出産 生存率1%の奇跡を体現する子供はすくすく成長中

前期破水で生後48時間生き延びられないと宣告された子供が、同じ境遇下にある親子の希望の星となった。

2021/10/01 06:30

赤ちゃん・ママ・母親

妊娠20週で破水してしまった妊婦が、自身の命にもかかわると堕胎を勧められた。しかし、そのまま妊娠を継続して出産し、生き残る確率1%と言われた赤ちゃんは元気に育ち、間もなく1歳の誕生日を迎える。『The Sun』などの海外メディアが報じている。


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■予期しない破水

2020年10月8日、アン・ライスさん(38)は妊娠20週を目前にして破水の兆候が見られたため、医療機関を受診し、前期破水との診断を受けた。

そこで医師から、赤ちゃんが胎内で1週間持ちこたえられる確率は1%で、1週間以内に流産する可能性があること、また、もし生まれても48時間以上は生きられないだろうと宣告された。

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■夫と相談の結果…

また、今の段階で妊娠を中断しなければ敗血症の危険があり、アンさん自身の命にかかわるとも警告された。さらに妊娠24週に達する前に出産になった場合には、医師による赤ちゃんの救命は行われないとの説明も受けたそうだ。

しかしアンさんは、夫のクリストファーさんと電話で話し合い、もし1%でもチャンスがあるのなら妊娠を継続してみようという結論に至った。

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■1%の奇跡にかけて誕生した命