「子作りの方法を知らないのか?」のセクハラに耐えかね… 嫁が舅を毒殺

なかなか赤ちゃんが授からない嫁に、舅は「教える」という大義名分で迫ったという。

2021/08/25 18:45

DV・家庭内暴力

インドでこのほど、義父を殺害した容疑で25歳の女が逮捕された。自宅に2人だけでいると義父は嫁に近寄り、セクハラ行為を働いていたという。『TIMES NOW NEWS』『India Today』など同国のメディアが報じている。


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■深く悩んだ嫁の告白

インド南部のタミル・ナドゥ州にある小さな村で7月31日、ムルゲサンという男が腹部の激痛を訴えて自宅で倒れ、搬送先の病院で翌日に死亡した。新型コロナウイルス感染症への対応に追われており、詳しい死因を調べることもなく遺体は返され、そのまま荼毘(だび)に付された。

その後、なぜか体調を崩していた嫁のカニモジは、村の有力者の元を訪ねると「深く悩んでいます。これ以上は耐えられません」と語り出し、ムルゲサンの食べ物に殺鼠剤を混ぜ毒殺したことを告白。通報されたカニモジは、義父殺害の容疑で逮捕された。

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■「子作りの方法を教えてやる」

警察の取り調べのなかで、カニモジ容疑者はムルゲサンからのセクハラ被害について話し、殺意があったことを素直に認めた。

4年前に結婚した夫ヴィノブハラジャンさんとの間になかなか赤ちゃんが授からず、次第に嫌味を言うようになった舅のムルゲサン。自宅で2人だけになると近づいてきて、「子作りの方法を教えてやる」などと言いながらセクハラを繰り返したという。

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■「舅のほうが悪い」の声も

舅を殺鼠剤で毒殺したカニモジ容疑者に対しては、いずれ裁判で極刑が下るものと予想されているが、世間からは「これは舅のほうが悪い。殺意を抱くのも当然だ」といった同情の声もあがっている。

詳しい検査もなく遺体はあっという間に火葬され、骨はお墓へ。ムルゲサンの死の真相をこのまま封印することも可能だったなか、それを自白したことが裁判でどれほど評価されるかにも、注目が集まるだろう。


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■1ヶ月前には別の家族間事件も

インドでは1ヶ月前、マディヤプラデーシュ州で35歳の男が自宅にいた65歳の父親と32歳の妻を斧で襲い、殺すという事件が起きていた。

男は警察に、「自宅に戻ったところ父親と妻が性行為をしているのを目撃し、カッとなった」と供述。世間はその事件について、嫁が一番の犠牲者だと同情。長いこと舅から強姦の被害にあっていた可能性もあるとして、波紋を広げていた。

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(文/しらべぇ編集部・浅野 ナオミ

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