東京の運転免許試験場、そこで提供される「豪快カツカレー」が予想裏切るウマさ

東京都民なら馴染み深い鮫洲の運転免許試験場。その館内で見つけた食堂で、ちょっと気になるカツカレーを発見してしまった。

■揚げたてトンカツと濃厚ルー

鮫洲運転免許試験場

「カツカレーは、英訳してCutlet Curry Riceではなかったか。一体何のために…」と不思議に思っているうちに、カツカレーが完成。

カツのサイズは想像以上に大きい。普通に定食として出てくる大判のトンカツだ。注文してから厨房スタッフがフライヤーに豚肉を投下しているので、仕上がりはサックサクで熱々。非常に肉厚で、適度な脂身が最高、カレールーとの相性も非常に良い。

ルーは、辛さを抑えた家庭的な味。とろみがある濃厚なタイプで、タイプ的には金沢カレー系か。玉ねぎや人参の素材はほぼ溶け込んでおり、ライスがガンガン進むコクの深さがある。時折、揚げたてカツをザクッとかじると、これは値段以上のウマさだと嬉しくなる。


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■謎スプーンで食べるべし

鮫洲運転免許試験場

記者はこのカレーを食べる際のカトラリーが気になった。こういう食堂でのカレーの場合、大きいまんまるスプーンが定番だが、なぜかここでは平たく、溝のついた謎スプーンが提供されている。

鮫洲運転免許試験場

これは「フィッシュソーススプーン」と言われるスプーンで、皿を傾けることなくソースと料理を口に運ぶために使用するもの。素早く食事をして午後の試験に臨んで欲しい…そんな思いを込めたかどうかはわからないが、ここ独自の心遣いと言えよう。

そして、あの「katsukare」というローマ字表記も、もしかしたら外国人ドライバーに口頭で注文させるための配慮なのかもしれない、とここにきて思えてきた。

食堂の営業時間は8時30分から15時まで。免許試験場周辺は飲食店がほぼない陸の孤島とあり、当食堂を知っておくだけでかなり重宝しそうだ。ちなみに一般の人もこの食堂利用だけで入館できるという。

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(取材・文/しらべぇ編集部・キモカメコ 佐藤

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