元恋人の性的画像を関係者80人超に送信 偽アカでのリベンジポルノに実刑判決

男は投獄されたが、女性の気持ちは晴れない。性的な写真をシェアしたことを、今はひどく悔やんでいるという。

2021/08/10 20:00

ハッカー・ストーカー
(artoleshko/iStock/Getty Images Plus/写真はイメージです)

アメリカ・アイオワ州で少し前、破局した女性に対しリベンジポルノを働いていた男が逮捕・起訴されていた。このほどその事件の裁判が開かれ、懲役10年の実刑判決が下ったという。地元メディアの『Des Moines Register』『KCRG-TV/abc』などが報じている。


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■交際7ヶ月で破局

事件は、アイオワ州のシーダー・ラピッズ市から伝えられた。サイバーストーキング行為につき逮捕・起訴されていたのは、同州クレスコ出身で、保険の代理店を営んでいるマイケル・ショーン・マクガイアという58歳の男だ。

被害にあったのはミネソタ州の女性で、マクガイア被告とは2017年にオンラインで知り合い関係を発展させたが、交際7ヶ月ほどで別れを告げていた。

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■男は振られた腹いせで…

振られた腹いせで、女性への報復を思い立ったマクガイア被告は、Facebookに彼女の名前で偽アカウントを開設。交際中に入手していた彼女の性的な画像を、彼女の子供、職場の同僚や上司、通っている地元の教会、近隣住民などに送り付けることが目的だったと後に認めている。

また一部の飲食店には、彼女の実名、住所や電話番号が記された、性風俗ビジネスを思わせるチラシが置かれた。逮捕されるまで、犯行はなんと2年間も続いたことがわかっている。

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■「テロのような精神的拷問」

2020年12月に有罪答弁を行っていたマクガイア被告について、7月30日、ついに裁判が開かれた。法廷で判事は、その卑劣で陰湿な犯行を「女性に対する精神的な拷問、テロにも等しい」と断罪。刑期満了後に保護観察3年がつく、懲役10年の実刑判決を言い渡した。

また、裁判費用を含め日本円にして164万円を罰金として、さらに被害者女性への賠償金として、192万円を支払うよう命じている。


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■画像を80人が閲覧か

マクガイア被告はこの事件で、被害者女性の名を用いたFacebookの偽アカウントから、家族、友人、知人、同僚、上司ほか、なんと80人を超える人々に「友達リクエスト」を送っていた。

別れた途端に交際相手が豹変する、これは大変怖いことだ。卑怯なリベンジポルノに泣いた被害者は、たとえ加害者が投獄されても、失ったものの多さや悔しさから気持ちが晴れることはないという。

そうならないためにも、交際相手に自分の性的な写真を安易にあげない、撮影させないことが自身を守る方法ではないだろうか。

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(文/しらべぇ編集部・浅野 ナオミ

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