飛行機墜落事故で死亡のはずが… じつは生きていた男性が45年ぶりに家族と再会へ

亡くなったはずの家族が、生きていたとしたら…。青年時代に家を出た男性が、数十年ぶりに帰宅を決意した。

飛行機

「お金をたくさん稼いで、家族のもとに帰る」。そんな強い決意で外国に行った男性が、ある飛行機の墜落直後から家族と音信不通になった。

家族もてっきり「事故で命を落とした」と思い込んでいたというが、男性が生きていたこと、そして老人になった今になり帰宅を決めるに至ったことを、『The Sun』など海外のメディアが報じている。


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■45年前に起きた事故

1974年のこと、当時まだ20代だった男性がインドの故郷を後にした。向かった先は、アブダビ。インド人ダンサーや歌手をアブダビに招いてのイベントを企画・準備する仕事を始めた男性は、「現地で大金を稼ぎ家族に喜んでもらいたい」と考えていた。

しかしそのわずか2年後の秋、仲間たちを乗せた飛行機が墜落。95名におよぶ乗客と乗務員が死亡したと報じられ、家族はその直後から連絡が取れなくなった男性についても、「墜落事故で死んでしまった」と思い込んでいた。

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■生きていた男性

男性の仲間たちはその飛行機に乗っており、移動の途中で起きた墜落事故で死亡。男性についてはこのほど複数メディアが「飛行機に乗らず、かろうじて事故を免れた」と伝えている。

それでも仲間を失ったショックは相当なもので、男性は事故直後からPTSD(心的外傷後ストレス障害)に苦しむように。また「家族を裕福にしてやれなかった」という罪悪感から、「ムンバイで働こう」「そこで成功してから家族に連絡しよう」と考えたというが、お金持ちになる夢を叶えられないまま、長い年月が過ぎてしまった。

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■数奇な人生を経て