母親を79回も刺した狂気の娘 世間は事件よりも「かわいすぎる容姿」を話題に

残虐な母親殺人事件は、思わぬ理由から注目の的になっている。

2021/08/01 04:30

ナイフ・刃物・女性

アメリカのコロラド州で8年前、当時18歳の娘が母親を刺し殺すという事件が発生した。その裁判がついに始まったが、世間は事件そのものより、被告人の顔が「カワイイ!」と話題にしているという。イギリスの『The Daily Star』などの海外メディアが報じた。


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■母親に強い憎しみと恨みか

コロラド州のオーロラで2013年、イザベラ・グズマン(当時18歳)は自宅にいた母親の全身を79回も刃物で刺し、殺害するという事件を起こした。

幼い頃からイザベラは笑顔がなく、学校の友人や家族と交わることを避け、常に1人で行動する子だった。家庭は貧しく、ほしい物を買ってもらうこともなく、恨みや憎しみの感情を特に母親のユン・ミ・ホイさんにぶつけ、言い争うことも度々あったという。

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■彼氏ができて状況は悪化

その後、両親は離婚し、イザベラは母親のユンさんとともに暮らすことになったが、ユンさんにリチャードさんという交際相手ができて、彼を自宅に招いたことで母と娘の関係はさらに悪化した。

次第にイザベラは「あんたがこれまで私にしてきたことを、今度は私があんたにしてやる」と、ユンさんを脅すように。

怯えたユンさんは、リチャードさんや警察に相談したが、その数日後、リビングでテレビを観ていたリチャードさんは、2階にいるユンさんの叫び声を聞いた。部屋のドアは鍵がかけられており、なかから痛々しい悲鳴だけが響いてきたという。

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■79ヶ所も刺され死亡

やがて部屋から刃物を持ったイザベラが出てきた。リチャードさんはただちに通報したがユンさんは顔や首、胴体と広い範囲の79ヶ所を刺されており、すでに絶命していた。

イザベラは現場で逮捕されたが、相当な殺意があったことが疑われるも、警察には「世界を救うためにも母のセセリアを殺す必要があった」などと、全く意味のわからないことを供述。統合失調症が強く疑われ、その後は医療刑務所の精神病棟で投薬を受けながら過ごしていた。


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■事件より被告のルックスが…

数日前からこの事件の裁判が始まったが、薬の効果で精神状態が安定しているイザベラ被告は、「ずっと両親に虐待されていた。あの頃の私は確かにおかしかったと思う」と供述。加えて「精神疾患の治療を受け、今は回復している。社会に出て自由に生きたい」と主張したという。

アメリカでは数多くの猟奇的殺人事件が起きているが、この事件がいつまでも世間の注目を浴びている理由は、事件に漂う陰湿な暗さや狂気ではなく被告のルックスにある。

「めちゃくちゃカワイイ!」と世間の注目を集め、犯行への後悔や反省が感じられたこの度の裁判では、熱狂的なファンまで現れる事態になっているという。

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(文/しらべぇ編集部・桜田 ルイ

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