五輪関連イベント、雨の中「手話通訳」続ける女性に報道陣からも心配の声

都内で行われた聖火お披露目イベント。中継には必要不可欠な「手話通訳」女性の扱いを見て、記者は少々残念な気持ちに…。

■カメラマンたちも気にするレベル

東京2020オリンピック

イベントが開始すると幾分雨は弱まったものの、傘もさせないまま濡れたジャケット姿で手話を続ける姿は非常に痛々しく見えた。

手話通訳は聴覚にハンディキャップを持った視聴者には欠かせない存在であることは説明するまでもない。記者と同様の心境に至ったカメラマンは少なくなく、周囲にいた国内外のカメラマンたちからは「屋根の下に入れてあげたらいいのに…」「“平和の式典”ってなんなんだろう(笑)」という声まで上がる始末だった。


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■松岡修造はスタッフに配慮

松岡修造

なぜこんな扱いになったのか、答えがわからぬままイベントは幕となった。ちなみに記者はイベント開始前、一人ステージ周辺に姿を表した松岡を目撃している。

自身が聖火を持って歩く場所を入念にチェックしていると、スタッフが慌てて近寄り、傘下に入れてあげようとした。すると松岡はスタッフに余計な仕事をさせなくないためか「ありがとう。僕は大丈夫なんで」と丁寧に断り、雨が降る中、黙々とリハーサルを継続していた。

そんな様々な光景が見えた今回の聖火お披露目式。雨を巡って、普段は見られない「配慮」の良し悪しが垣間見えた気がする。

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(取材・文/しらべぇ編集部・キモカメコ 佐藤

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