人気女性モデルが業界の闇を暴露 「ガリガリにやせろと言われ性行為を強要」

モデルが広告塔を務めた有名下着ブランドを非難。業界の闇は、私たちが想像する以上に深いという。

2021/07/05 14:30

拒食症・摂食障害
(KatarzynaBialasiewiczMichel PERES/iStock/Getty Images Plus/画像はイメージです)

海外の人気モデルのひとり、ブリジット・マルコムがこのたびTikTokで、不健康だったモデル時代の業界の裏側について暴露した。大変な波紋を広げていることを、アメリカの『NEW YORK POST』や『E! Online』などが報じている。


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■スーパーモデルへの登竜門

オーストラリア出身のブリジット・マルコム(29)は、長い間アメリカのランジェリーブランド『Victoria’s Secret(ヴィクトリアズ・シークレット:以下ヴィクシー)』の広告塔を務めてきた。

ヴィクシーといえば、世界中から選び抜かれた美女モデルたちによる、毎年恒例の豪華なランジェリーファッションショーが有名だ。

日本でも絶大な人気を誇るミランダ・カー、ナオミ・キャンベル、ジゼル・ブンチェン、アドリアナ・リマ、ケンダル・ジェンナー、そしてジジ&ベラ・ハディッド姉妹など、世界的スーパーモデルを輩出。モデルにとっては、世界進出への登竜門といっても過言ではない。

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■食事はゆでた野菜とプロテイン

だがブリジットは、このたびTikTokで「2016年にヴィクシーのショーで着ていたブラ」として、30A(日本のA65)サイズのブラを取り出し、そこがいかに不健康でパワハラに満ちた世界だったかを語り始めた。

ヴィクシーとの契約期間中は、30Aですらぶかぶかなほどやせていたというブリジット。にも関わらず、少しでも体重が増えるとショーから降ろされたという。

彼女は以前、「当時の食事はゆで野菜とプロテインジュースだった。力が出なくふらついて、飛行機のタラップを降りるのに10分もかかった」と告白し、世間を驚かせたことがある。

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■摂食障害やPTSDにも

さらにブリジットは、かつて契約していたモデルエージェンシーのトップにあたる年配の男性から、未成年だった頃に性的暴行を受けたことも暴露した。また、「やせるから」との理由で、ドラッグを摂取するようすすめられることもあったという。

次第に摂食障害、心的外傷後ストレス障害(PTSD)、うつ病、不安、アルコール依存を発症し、彼女は未成年にして強い抗うつ剤に手を出してしまった。

それでも自分自身を立て直し、ブラのサイズが日本のB75ほどに戻った現在は、体調もバッチリだという。


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■ウエストは61センチ以下に

ヴィクシーモデルたちは、厳しい食事制限と日々の激しいトレーニングを課されることで有名だ。オーディションの合格基準は、身長176.5cm以上、ウエスト61cm以下、そして体脂肪率は18%以下であることが条件だという。

そうしたことが次々と明るみになり、ヴィクシーは世間から批判を受け売り上げが急落。前CEOのエドワード・ラゼク氏が辞任してからは、モデルにアスリートや女優、LGBTQモデル、写真家やプラスサイズモデルを採用し、イメージの多様化を図っている。

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(文/しらべぇ編集部・桜田 ルイ

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